ニュース 医薬 作成日:2021年7月15日_記事番号:T00097236
日本政府が台湾に追加供与するアストラゼネカ(AZ)の新型コロナウイルス感染症ワクチン97万回分に加え、台湾政府が購入した▽アストラゼネカ、56万回分、▽モデルナ、35万回分──の計188万回分が15日午後、台湾に到着した。一方、18歳以上に対するワクチン接種意思登録には15日午後1時までに732万人が登録し、うち412万人はモデルナしか希望しないと回答した。今後4週連続でアストラゼネカのワクチン接種の予定だ。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、モデルナの残りは主に2回目の接種に使用するため、希望しても接種できる可能性は低いと指摘した。中央社電などが伝えた。
陳・衛福部長(中)は、日本が追加供与する新型コロナワクチンを桃園空港で出迎え、日本語と中国語で感謝をつづったボードを掲げた(15日=中央社)
日本からのワクチン97万回分は同日午後1時40分過ぎ、桃園国際空港に到着した。日本政府から台湾へのアストラゼネカのワクチン供与は3回目。6月4日に到着した124万回分、7月8日の113万回分と合わせ、計334万回分となる。
台湾政府が購入したアストラゼネカのワクチン56万回分はタイから午後3時10分ごろに届き、モデルナのワクチン35万回分はルクセンブルクから午後4時ごろに到着した。
15日到着分188万回を合わせると、台湾に到着済みのワクチンは計890万回分となる。内訳は、▽アストラゼネカ、525万回分、▽モデルナ、365万回分──。
指揮センターの統計によると、13日までのワクチン接種人数は延べ408万4,061人で、▽アストラゼネカ、201万2,489人、▽モデルナ、207万1,572人──だった。接種割合は、人口カバー率が17.02%で、延べ接種回数の人口比は17.39%となった。
接種率25%は見通し
18歳以上に対するワクチン接種意思登録は13日に始まり、15日午後1時までに732万人が登録した。うち、▽モデルナのワクチン希望が412万人、▽アストラゼネカのワクチン希望は16万人余り、▽「どちらでもよい」は302万人──だった。希望ワクチンなどは、15日午後5時まで変更できる。
アストラゼネカのワクチン希望が少ないため、ワクチン接種計画の進捗に影響を及ぼす可能性について陳・衛福部長は、ワクチンがあれば早く打つべきで、到着した量に合わせて接種対象を拡大し、接種したい人から接種してもらうと説明した。7月末のワクチン接種率25%達成に懸念はないが、季節性インフルエンザが流行する秋冬までに、新型コロナのワクチン接種率を一定水準まで引き上げなければならないと語った。指揮センターは、10月に市民の6割が1回以上の接種を完了することを目指している。
3回目以降のワクチン確保について陳・衛福部長は、「来年と再来年のワクチンは購入した」と明かした。荘人祥・報道官は、来年はモデルナが中心と説明した。
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