ニュース 社会 作成日:2021年11月5日_記事番号:T00099354
春節(旧正月、2022年は2月1日)シーズンの海外からの入境者が約4万人と予想される一方、入境後に外出制限「居家検疫」のため宿泊する防疫ホテルや集中検疫所は2万7,500室余りしかない。防疫ホテルは予約が困難で、1泊8,000台湾元(約3万3,000円)のケースまで出ている。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は、帰省時期を分散するよう呼び掛けているが、「それでは家族と過ごすことができない」と不満や批判の声が上がっている。5日付聯合報などが報じた。
王・交通部長は、春節シーズンの航空便や防疫タクシーを増便・確保するよう指示した(3日=中央社)
指揮センターは11月1日に、12月14日〜22年2月14日までの間も、居家検疫は原則1人1室だが、14日間のうち4日間を自宅で過ごすことを認めると発表した。防疫ホテルや集中検疫所の収容能力が1.4倍に増える計算だ。
王国材・交通部長は3日の立法院の答弁で、交通部観光局の統計によると、防疫ホテルは現在2万6,000室で、来年の春節までに3万1,000室まで増やすと説明した。また、必要があればホテル業者の同意を得て、防疫ホテルのために借り上げると述べた。観光局は今年の春節シーズンにも、ホテルを一時的に防疫ホテルとし、収容能力を増強していた。
指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、集中検疫所は現在1,500室余りで、3,000〜3,500室まで拡大する目標と説明した。
ピークは1月
指揮センターは、帰省ラッシュのピークは1月初めから月末と予測し、ピークを避け、帰台時期を分散してほしいと呼び掛けた。
ある台商(海外で事業展開する台湾系企業)関係者は、家族と春節シーズンを過ごすために帰省するのだから、時期をずらすなら、いっそ帰省しないと話した。別の台商関係者は、帰省と隔離でお金がかかり、割りに合わないと語った。
現行法令によると、台湾に2年以上入境しない場合には「戸籍転出」と見なされる。台湾に2年以上里帰りできていない海外在住台湾人の間で、全民健康保険の資格喪失や選挙権喪失を懸念する声も上がっている。
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