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報告揭載!【2018年11月26日 】台湾における再生エネルギーの現状と日系企業のビジネスチャンス


セミナー 経営 台湾事情 その他 作成日:2017年4月2日

オープンセミナー 日本人経営者

報告揭載!【2018年11月26日 】台湾における再生エネルギーの現状と日系企業のビジネスチャンス

記事番号:T00080693

                                

            ~政府政策業界事情技術の三方向から考える

台湾における再生エネルギーの現状と日系企業のビジネスチャンス

オープンセミナーPlayback   

 

日 時:2018年11月26日(月)
講 師:
第1講 台湾電力(TPC) 再生エネルギー処 元副処長 頼一桂氏

第2講 ワイズコンサルティング 董事・副総経理 陳逸如

第3講 ワイズコンサルティング 副董事長・化学事業部長 松田立人

 台湾の再生エネルギーに関して、政府の 政策・業界の事情・技術面から解説いたし ました。日系企業のビジネス機会もあり、 参加者の皆さまは真剣に聞き入っておられ ました。各講より抜粋して掲載いたしま す。ビジネス機会を創造したい方、さらに深く知りたい方、興味を持たれた方は弊社 までご連絡ください。

第1講 〜政府政策から考える〜
 グリーンエネルギー政策の展望と進捗状況

一、台湾のエネルギー政策と目標

二、風力発電の開発現状と展望

三、風力発電4カ年推進計画

四、太陽光発電の開発現状と展望

五、太陽光発電2カ年推進計画

六、地熱発電の発展と展望

七、沙崙グリーンエネルギー・サイエンス シティー計画

 このうち、「台湾のエネルギー政策と目 標」を解説します。
 17年の発電設備容量(合計4,188万キロ ワット=kW)の電力エネルギー別のシェアは、▽火力、70.1%▽原子力、 12.3%▽再生可能エネルギー、11.4%▽揚水式、6.2%──です。政府は25年まで に脱原発を達成し、再生エネルギー発電量 を20%に引き上げる目標を掲げていました。(その後、住民投票の結果を受け、政 府は25年脱原発目標の転換を迫られています。)

 再生エネルギー政策の柱として、風力発電4カ年推進計画と太陽光発電2カ年推進計画が盛り込まれています。再生可能エネ ルギーの発電内訳は、▽陸上風力▽洋上風 力▽太陽光▽地熱▽バイオマス▽水力▽燃料電池──となります。陸上と洋上を合わせた風力発電の中長期計画では16年の682 メガワット(MW)から20年に 1,334MW、25年には4,200MWを目指します。太陽光発電は25年までに累積設備容量20ギガワット(GW)を目標に掲げています。

TPCに在籍していた頼氏の講演は、大変興味深い ものでした(YSN)

第2講 〜業界事情〜
グリーンエネルギーにおけるビジネス機会

一、太陽光発電業界から考える

二、風力発電業界から考える

 太陽光発電業界の産業構造は、川上のシリコンウエハー、川中の太陽電池と太陽電池モジュール、川下の太陽光発電システムに分類されます。産業全体で従事する企業は約100社、就業人数は約2万人です。その多くが川中製品に集中しており、製品の9割以上が海外へ輸出されているため、生産額は輸出先の国・地域側の政策に左右されます。なお、17年の生産額は1,412億台湾元(約5,200億円)に上りました。

 太陽光発電市場の特徴をみますと、中南部に集中しており、農業施設や家畜施設の屋根上に500kW未満の小型設備を設置する案件が多いです。大型案件では、彰化県 や雲林県における県政府と外資の提携事業、嘉義県や台南市では外資主体の事業が行われています。

 課題は、▽設置場所の確保▽主送配電線 への接続▽中小企業の資金面▽今後予測さ れるリサイクルと廃棄物──です。これら から考えられるビジネス機会は、以下の3 種類です。

1)製品・技術面:自然災害に強い製品の 開発、狭小地に適した製品、管理システム

2)サービス面:メガソーラー開発、地域 の同時開発、メンテナンスサービス

3)リサイクル事業:30年以降、老朽化 した設備を回収・再生・廃棄する第三者機 関主導のビジネスモデルの構築

 同様に風力発電についても説明しまし た。政府指導のもと、中国鋼鉄(CSC) と台湾国際造船(台船、CSBC)が推進する「W-Team」と「M-Team」計画につ いても詳しく説明しました。なお、配布したテキストには、発電事業に関わる企業名 が掲載されております。

第3講 〜技術面〜
分散型電源社会の到来とビジネス機会

 講師の松田立人(たつひと)を簡単にご紹介します。京都大学博士(工学)の松田は、研究開発の技術畑を経て化学会社の経営トップを務めました。台湾の化学業界を熟知しており、多くの人脈を持ちます。

 日本電機工業会(JEMA)の定義による と、分散型電源は「需要地に隣接して分散 配置される小規模な発電設備全般の総称で、従来の国の電力需要システムの主流で ある電力会社による大規模集中発電設備に対する相対的な概念」です。

 その種類は、▽化石燃料を利用した設備 (例:ガスタービン)▽再生可能エネルギ ーを利用した設備(例:太陽光発電)▽水素を利用した設備(例:燃料電池)──。 分散型電源のメリットは、需要地に隣接するため送電ロスが少なく、大規模な送電設備が不要なことです。

 燃料電池は、発電時に発生する熱を有効 利用できます。災害時の非常用電源として利用できます。一方、昼夜や季節による発 電量の変動に伴う需要と供給のバランスの 維持、電力品質(電流、電圧)の安定化などの課題もあります。

この他、▽水素による燃料電池▽家庭用燃料電池▽次世代のペロブスカイト型太陽電池──についても詳しく技術解説しました。

松田は、日本との比較も交え解説しました (YSN)

ただいま、本セミナーの資料を販売しております。
セミナーにご参加できなかった方、エネルギー業界にご興味のある方、
ぜひご検討ください。↓↓

=========セミナー概要=========

◎第1講

〜政府政策から考える〜
グリーンエネルギー政策の展望と進捗状況

・「太陽光発電推進2カ年計画」の成果と「風力発電推進4カ年計画」の進捗状況
・  グリーンエネルギー・サイエンスシティ設立により期待される経済発展

講師:台湾電力(股)有限公司 再生エネルギー処 元副処長  賴一桂氏

◎第2講

〜業界事情から考える〜
グリーンエネルギーにおけるビジネス機会

・ 太陽光・風力発電業界の現状と課題
・ サプライチェーンから見る業界参入の機会

講師:ワイズコンサルティング 董事・副総経理  
         ワイズリサーチ               総経理 陳逸如

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◎第3講

〜技術から考える〜
分散型電源社会の到来とビジネス機会

・分散型電源で環境に優しく強靭な社会を!
・未来のクリーンエネルギー、燃料電池

講師:   ワイズコンサルティング 副董事長・化学事業部長 松田立人

◎開催詳細

日時:

11月26日(月)14:00〜17:30 (受付13:30〜)

会場:

ワイズセミナールーム 台北市中正区襄陽路9号8階

使用言語/テキスト:

<第1講>中国語(日本語通訳付)
<第2・3講>日本語

定員:

20名

対象企業:

・新規事業参入を考えている日系企業
・商社
・太陽光発電関連企業
・電力会社

参加費用(お一人様、税込):

労務顧問会員      3,000元
機械ジャーナル   3,000元

ニュース会員    4,000元 
 一般参加者    5,000元     

*一般参加企業様は、ワイズニュースを2週間無料で配布!

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