ニュース 政治 作成日:2022年8月15日_記事番号:T00104199
台湾有事米国の上院外交委員会アジア太平洋小委員会の筆頭委員、エドワード・マーキー上院議員(民主党)率いる超党派議員団5人が14日午後、台湾を訪れた。ナンシー・ペロシ米下院議長の離台からわずか12日後、中国による台湾への軍事的圧力が高まる中での訪台だ。マーキー上院議員は、今回の訪台は米国の台湾支持を改めて示すためであり、台湾海峡の安定と平和を促進すると、自身のツイッターに投稿した。きょう15日午前に蔡英文・総統と会談した。15日付自由時報などが報じた。
マーキー上院議員(左)が14日午後、一足先に台湾入りし、残り4人は同日夜、台湾入りした(外交部リリース)
米議員団は蔡・総統との会談後、呉釗燮・外交部長との昼食会に出席。その後、立法院の外交・国防委員会を訪問して、米台間の安全保障と経済貿易などについて意見交換し、きょう午後に台湾を離れる。
米国在台協会(AIT)は、今回の訪台はアジア太平洋諸国・地域の歴訪の一環だと説明した。
マーキー上院議員は下院議員だった1979年、台湾の安全保障のための規定を含む米国の法律「台湾関係法」の可決に賛成票を投じていた。上院議員就任後、親台派上院議員から成る聯盟「台湾連線(コーカス)」に加入し、外交委員会アジア太平洋小委員会の筆頭委員に就任後も「台湾保証法」を推進するなど、たびたび台湾支持を表明してきた。
今回訪台した議員団は、マーキー上院議員のほか、軍事委員会、歳出委員会所属の下院議員など5人。
米議員の訪台、今年5回目
今年に入って米国議員の訪台は、4月のリンゼー・グラム上院議員(共和党)ら超党派議員団から始まり、5回目となった。
中国はペロシ下院議長の訪台に猛反発し、8月4日から台湾本島を取り囲む6カ所の空海域で実弾射撃を含む軍事演習を実施し、10日に任務完了と発表したばかり。また、中国軍機が3日から連日、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線上を越えて飛行している。
ニューヨーク・タイムズの報道によると、別の議員団も8月末に台湾を訪問する予定があるようだ。
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