ニュース 政治 作成日:2023年8月3日_記事番号:T00110367
台湾有事ナンシー・ペロシ米下院議員(民主党)は2日、下院議長在任中の昨年8月2日に台湾を訪問したことについて、台湾が自身と自由を守ることを米国が支持すると、世界に向けて明確なメッセージを発信したと表明した。中央社電などが伝えた。
ペロシ氏(左5)は、(今年4月に)蔡英文・総統が米国でケビン・マッカーシー下院議長(共和党)と会談したのも、歴史的な訪問だと語った(ペロシ氏フェイスブックより)
ペロシ氏は声明で、台湾訪問で、「一つの中国」原則を支持する米国の立場は変わらず、共同の安全、価値観の共有、経済的成功に基づく、台湾に対する揺るぎないコミットメントだと説明した。
世界が民主主義と独裁の選択を迫られる中、台湾の市民とともにあると示すことが重要で、台湾を侵犯する中国に対し、沈黙はできないと指摘した。
米国の下院議長は、大統領継承順位が副大統領に次ぐ2位の要職だ。ペロシ氏の訪台は、過去25年で最高位の米国政府要人による台湾訪問だった。中国の反発を招き、中国軍が台湾周辺空海域で大規模な軍事演習を実施したり、中国軍機の中間線越えを常態化するなど、台湾海峡の緊張が高まるきっかけとなった。
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