ニュース 政治 作成日:2023年8月8日_記事番号:T00110439
台湾有事2024年1月に投開票が行われる総統選挙の民進党公認候補、頼清徳・副総統は7日夜、ニュースチャンネル、三立新聞台(SETN)の政治討論番組「鄭知道了」に出演し、野党国民党陣営から「台独金孫(台湾独立勢力の大切な孫)」と呼ばれることに対し、台湾独立運動や民主化運動に加わった者は皆、台湾の子孫が幸せに暮らせるよう望んで苦労し、犠牲となったと語り、誰もが台湾の子であり「台独の大切な孫」など存在しないと強調した。8日付自由時報が報じた。
頼氏。「土豆」という中国語が中国では「ジャガイモ」、台湾では「ピーナツ」を意味するように、「台独」の意味も異なると語った(6日=中央社)
台湾社会における「台独」の共通認識は「台湾は中華人民共和国の一部分ではなく、台湾の所有権は台湾人民全体で共有する」というものだと指摘した。
頼氏はかつて、自らを「実務的な台湾独立工作者」と称したことについて、実務とは事実に基づくことを意味すると説明。事実上、台湾は中華人民共和国に属しておらず、自身の使命は台湾を守り、台湾の民主主義を促進し、中国の侵略に抵抗することと語った。その上で、対等かつ尊厳が守られる条件下であれば、喜んで中国と交流、協力を図ると述べた。
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