ニュース 政治 作成日:2023年10月5日_記事番号:T00111555
台湾有事国家安全局(国安局)の蔡明彦・局長は4日、立法院の外交および国防委員会の答弁で、中国軍が9月中旬から下旬にかけて福建省大埕湾付近で実施した軍事演習は、動員された軍機や軍艦の数、ロケット軍による試射数が例年より多かったと述べた。中国の習近平・国家主席が、軍事演習を通じて軍に対する影響力を強める狙いとの見方を示した。5日付自由時報が報じた。
蔡・局長は4日、「国家情報業務と国家安全局業務報告書」に関する質疑に出席した(4日=中央社)
中国の李尚福・国防部長の動静が8月末以降、途絶えている問題について問われた蔡・局長は、汚職問題が原因との見方を示した。中国のロケット軍は投入される資金が非常に大きく、腐敗が進めば軍全体に影響が及ぶため、中国の指導者は非常に重視していると指摘した。調査の過程で、かつて中国軍の装備部門でトップを務めた李・国防部長だけでなく、装備部門関係者にも問題が見つかった可能性があると語った。
このほか蔡・局長は、ロシア軍による侵攻を受けたウクライナで、米国のスペースX社が提供する衛星インターネットサービス「スターリンク」を通じて通信遮断の危機を回避したことに関連し、数位発展部(デジタル発展部、moda)は戦時における情報通信のレジリエンス(強靱性)強化に向けたテストを年末に始動するため、衛星信号の受信装置を既に200基を整備したと明らかにした。
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