ニュース 政治 作成日:2024年5月3日_記事番号:T00115118
台湾有事国防部は2日、2日午後4時以降、中国軍の戦闘機「蘇愷30(スホイ30)」や早期警戒管制機「空警500」、無人機(ドローン)など計15機が、台湾周辺の空域で活動し、うち10機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、台湾の北部や中部、南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、中国の艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行ったと説明した。軍事新聞通訊社が伝えた。
2日の中国軍機の飛行経路(国防部Xより)
国防部は3日、2日午前6時から3日午前6時までの24時間に、台湾周辺の空海域で確認した中国軍機は延べ26機、中国艦艇は5隻で、うち軍機17機が台湾海峡の中間線を越えたり、防空識別圏に侵入したと発表した。軍機は、基隆市から41カイリ(約75.9キロメートル)の距離まで接近した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計1244機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計475機となった。
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