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《台湾有事》台湾海峡の平和維持、集団的抑止力が必要=国防部長


ニュース 政治 作成日:2025年6月12日_記事番号:T00122240

台湾有事

《台湾有事》台湾海峡の平和維持、集団的抑止力が必要=国防部長

 ピート・ヘグセス米国防長官は現地時間10日に米議会で、中国は戦争に備えて大規模な軍備の拡張を進めており、台湾侵攻に向けた演習を積極的に実施していると述べ、米国防総省にとってはインド太平洋地域における中国に対する抑止が最優先される任務となると述べた。これに対し顧立雄・国防部長は11日、ヘグセス氏の発言は、インド太平洋地域および台湾海峡の平和と安定を維持するには有効な集団的抑止力を構築する必要があるとの考えを示したとの認識を示した。12日付自由時報が報じた。

/date/2025/06/12/17gulixiong_2.jpg顧立雄・国防部長は11日、立法院の外交・国防委員会に出席した(11日=中央社)

 顧・国防部長は、ヘグセス氏の発言が体現する集団的抑止力とは、実力で平和を実現するもので、その中には台湾の自己防衛能力強化も含まれると指摘した。

 また最近、中国海軍の空母「山東」と「遼寧」が西太平洋で活動していることが明らかとなったことについて、2隻の空母は「第1列島線」(九州~沖縄~台湾~フィリピン)を越え、「第2列島線」(伊豆諸島~小笠原諸島~グアム・サイパン~パプアニューギニア)まで活動の範囲を広げる政治的シグナルを伝えており、中国の拡張主義の本質とその意図がうかがえると指摘した。

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