リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2026年10月29日
機械業界 新刊速報記事番号:T00131579

【トピック1】
台湾で半導体材料の現地調達加速、特殊化学品で日台メーカーの提携拡大
AI需要の急増とサプライチェーンのレジリエンス(強靭性)重視を背景に、台湾で半導体材料の現地調達が急速に進んでいます。2026年8月にはSEMI半導体材料聯盟が設立され、35社が加盟しました。日本の材料メーカーと台湾の特殊化学品メーカーの提携は、合弁事業や生産委託などへ拡大しており、台湾での生産能力拡大と輸送コスト削減を図る日本企業と、ハイエンド材料市場への参入を目指す台湾企業の双方に利益をもたらしています。
【トピック2】
台湾の工作機械メーカー、ロボット・航空宇宙向け強化
世界的な工作機械需要が鈍化する中、台湾の工作機械メーカーは長年培った精密加工や自動化制御技術を生かし、成長著しいロボットや航空・宇宙向け高付加価値製品へのシフトを進めています。上銀科技(ハイウィン)がロボット用部品を強化するほか、百徳機械は航空宇宙部品の微細穴あけ技術を半導体設備に応用するなど、業界全体で次世代市場へのパラダイムシフトが起きています。
【トピック3】
ウエハーワークス、半導体の先進製造・封止向け強化
半導体用シリコンウエハー大手の合晶科技(ウエハーワークス)は、需要低迷期にも先進製造プロセス向け12インチウエハーや、先進封止向け角型基板への投資を継続しました。台湾と中国の工場で進められている巨額の設備投資により、2027年には新たな生産ラインが稼働し、先行投資の収穫期を迎える見通しです。
【トピック4】
台湾の車載用電子機器メーカー、EV・AIサーバー向け液冷システムの開発強化
自動車需要の鈍化を受け、台湾の車載用電子機器メーカーはEVおよびAIサーバー向け液冷システムの開発を強化しています。威力暘電子(ウェリーサン)は液冷コントローラーの量産を開始し、日本の大手自動車部品メーカーの供給網入りを果たしたほか、高度な熱管理技術をAIサーバー市場へ展開し、新たな成長エンジンの創出を図っています。
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