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《台湾有事》訪台の米下院外交委員長、台湾への武器供与加速確約/台湾


ニュース 政治 作成日:2023年4月10日_記事番号:T00108344

台湾有事

《台湾有事》訪台の米下院外交委員長、台湾への武器供与加速確約/台湾

 台湾を訪問中のマイケル・マコール米下院外交委員長(共和党)は8日、蔡英文・総統主催の昼食会に出席し、台湾への武器供与加速と軍事演習支援に全力を尽くすと確約し、「これは戦争を起こすためではなく、平和を追求するためのものだ」と強調した。9日付自由時報などが伝えた。

/date/2023/04/10/17McCaul_2.jpg蔡・総統(前中)は、マコール外交委員長(前左3)とは2019年の米国立ち寄りでも会っており、外交委員長として議員団を率いての訪台に謝意を示した(総統府リリースより)

 蔡・総統は席上、台湾との安全保障面での協力強化と緊密なパートナーシップ関係の構築に期待感を示した。

 マコール外交委員長は民主、共和両党の下院議員を率い、日本、韓国、台湾を歴訪した。マコール外交委員長は「第二次世界大戦以降、世界のスーパーパワーのバランスがこれほど混乱したのは初めてだ」とした上で、米国が台湾関係法に基づき、台湾に武器を供与することを外交委員長として認めたと言及。「米国はそれらの武器を必ず供与する」と明言した。

 マコール外交委員長はまた、台湾との協力強化に前向きの姿勢を示し、「平和で繁栄した未来に向け努力するため、我々は台湾と共にある」と述べた。

 蔡・総統は米台間の経済貿易協議「21世紀貿易イニシアチブ」に沿って、さらに多くの交渉を完了させ、緊密なパートナーシップ関係を築くことに期待感を示し、「米国や理念が近い国々と引き続き民主、自由の価値観を共に守っていく」と語った。

 一方、マコール外交委員長は同日、立法院を訪問し、游錫堃・立法院長に出迎えられた。米下院外交委員会の訪問団が立法院の議場を訪れたのは米国の台湾関係法が成立した1979年以降、初めて。

 記者会見したマコール外交委員長は、中国が米国の台湾との関係強化に軍事的圧力を強めていることについて、「我々は蔡・総統や台湾人民、台湾政府と会う権利がある。中国にはそうした行動を取らないでもらいたい。さもなくば我々はさらに台湾と立場を共にすることになる」と述べた。

 マコール外交委員長は訪台中の7日に受けたインタビューで、米国議会は政府の武力行使を承認する権限があり、もし中国軍が台湾を侵攻し、米国国民が台湾への派兵を支持すれば、米国議会はそうすると発言した。

 

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