ニュース 政治 作成日:2025年5月22日_記事番号:T00121847
台湾有事中国籍の男(39歳)が昨年9月に福建省福州市から漁船で出発し、途中でタンザニア船籍の貨物船「祥運輪」に乗り換え、同年10月7日に高雄港から台湾に密入境していたことが分かった。男はその後、1カ月余り台湾各地を巡った後、11月13日に高雄港の内政部移民署国境事務大隊に自首。台湾高雄地方法院(地裁)により、入出国・移民法違反で拘留30日または罰金の判決を受けた。22日付自由時報が報じた。
国安局の蔡・局長(21日=中央社)
移民署国境事務大隊によると、祥運輪の船長を含む外国人乗組員9人について船会社は、事前に提出が義務付けられている入境者のリストを提出しておらず、中国籍の男は乗組員に紛れて高雄港から上陸したとみられる。この船会社は規定違反で2万台湾元(約10万円)の罰金処分を受けた。
台湾では、今月15日に中国籍の親子がゴムボートで桃園市観音区にある海水浴場付近のビーチに上陸したほか、17日には「山東凱哥」と名乗る男性が福建省から動力付きのゴムボートで桃園市大園区の海岸に上陸したと主張する動画を、SNS(交流サイト)で公開するなど、中国からの密航が疑われる事件が相次いでいる。
これに対し、国家安全局(国安局)の蔡明彦・局長は21日、立法院(国会に相当)での答弁で、水際の監視を強化するため、離島だけでなく台湾本島の沿岸部でも赤外線サーモグラフィー装置の設置などを検討すると表明した。
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