ニュース 政治 作成日:2025年5月23日_記事番号:T00121875
台湾有事顧立雄・国防部長は自由時報が23日に公開したインタビュー記事で、米国のインド太平洋軍司令官などから中国が2027年に台湾侵攻の準備を完了すると警告していることに絡み、台湾軍の士官や兵士、訓練機関に対し、切迫感を持って速やかに訓練や装備の調達を進め、27年までに実質的な戦争準備を完了するとの目標を達成するよう求めていると述べた。
顧・国防部長は、台湾は自衛に対する強い決意を示し、中国に台湾侵攻のコストは利益を大きく上回ると知らしめると強調した(23日=中央社)
顧・国防部長は、国防部は防衛環境の変化を考慮した予測を基に、▽非対称戦争に向けた戦力の構築、▽防衛レジリエンス(強靱性)の強化、▽予備役の戦力向上、▽グレーゾーン攻撃への対応──を重視した中長期的な戦略を立てていると説明した。
その上で、台湾に侵攻すれば極めて高い代償を支払うことになると中国に知らしめ、中国が(軍事)行動に出る時期を絶えず先送りさせる必要があると述べ、戦争の準備をしてこそ、戦争を避けられると訴えた。
米国の政府関係者が最近、インド太平洋地域の抑止力を強化すべきと発言し、日本やフィリピンといった同盟国などに協力の強化を呼びかけていることについて顧・国防部長は、各国とも中国の挑発には共同で対応に当たるべきと理解していると指摘した。台湾は「第一列島線」(九州~沖縄~台湾~フィリピン)周辺国家と安全保障に関わる交流を深める必要があると語った。
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