ニュース 社会 作成日:2026年2月11日_記事番号:T00126904
ワイズニュースこぼれ話台湾のお正月、春節(旧正月、2026年は2月17日)が近づいてきました。たとえ日本に一時帰国していても、「新年快楽!」「恭喜発財!」のLINEのメッセージや、SNS(交流サイト)の「#走春」などのハッシュタグが付いた家族とのお出かけ写真を目にすると、ふとお正月気分を感じます。
■九份?まるでヨーロッパ旅行
お正月といえば、新年の目標に運動、ダイエットを掲げた方も多いのではないでしょうか?「運動したくないけれど、運動しないと…」といつものようにぼやいていた筆者を友人が連れだしてくれたのが公館のアートスポット「宝蔵巌国際芸術村」でした。
台北都市交通システム(MRT)公館駅から少し歩き、緑豊かなウッドデッキの遊歩道「小観音山木棧道」を通り抜けると到着。入場は無料です。
宝蔵巌国際芸術村はかつて、日本統治時代には日本軍が使用し、戦後は退役軍人が住み着いた集落でした。一時は違法住宅の撤去計画もありましたが、アーティストが移住する芸術村として整備され、2011年には台北市政府に歴史的集落に指定されました。
宝蔵巌国際芸術村(YSN)
一歩足を踏み入れると、急斜面に民家がびっしり立ち並ぶ光景に圧倒されます。現在も暮らしている住民の生活に配慮しながら、狭い路地を上がっていくと、外国人アーティストの作品が展示されている建物に紛れ込んだり、公館の景色を一望できたり。かと思えば、民家の軒先で行き止まりになったりと、まるで迷路のようです。その独特の雰囲気は、いつもの台北市内にいながら、まるで九份(新北市瑞芳区)にいるようで、どこか欧州の石畳の古い街をも思わせます。
坂道や階段を夢中で上り下りし、新店渓の川沿いの道に抜けて、公館の街に戻る頃には、知らず知らずの間に2万歩近く歩いていました。
■縁起を担いで歩く
ところで、冒頭の「走春」とは、新年の初めてのお出かけのこと。中国語の走(ゾウ)は歩くことを意味し、台湾語で春(チュン)の発音は「余(余る、残る)」に通じます。つまり走春は、「年年有餘(毎年余りがある、ゆとりがある暮らしができますように)」という願いが込められています。
かつては寺院の参拝や親戚周りなどの慣習が中心でしたが、近年は春節連休の家族の行楽、もちろん正月太り防止のダイエットとしても最適です。
今年の春節は、開運と健康を願って、歴史とアートが交差する宝蔵巌を「走春」してみてはいかがでしょうか?
青木樹理
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