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台湾人の心を掴むフレグランス


リサーチ マーケティング 台湾事情 その他 作成日:2023年2月23日

Y'sの業界レポート

台湾人の心を掴むフレグランス

記事番号:T00107973

台湾フレグランス市場は今後3年間微成長する見込み

 2020年からフレグランスはコロナの影響で輸入品が減少し、2021年の市場規模は870億台湾元(約3,800億円)だ。また、台湾におけるフレグランス商品は主に輸入品で、外国のブランドが有名だ。

 業界関係者と香料代理販売業者によると、台湾のフレグランス市場はすでに飽和状態に達しているが、衰退することはなく、今後3年間の市場規模は平均1.4%の成長率を維持する見込みだ。また、コロナの影響で、マスク着用や外出の減少により、化粧品に対する注目度やニーズは大幅減だが、フェースケア、ボディケア、 香水・フレグランスなどの注目度は増加した。

 

フレグランスに対する注目度が増加した上、サステナビリティ意識も上昇している

 直近3年コロナの影響や生活品質の高まりにより、台湾におけるフレグランスのニーズは増加する傾向にある。台湾の消費者はコロナ禍で、家にいる時間が増え、香りのあるフェースケア・ボディケア商品、ホームフレグランス、キャンドルなどフレブランスに対する注目が増加した。

 一方、近年20~30代の若者において、サステナビリティ意識が高まり、フレブランス商品におけるサステナビリティ意識も益々重要視されている。

 フレブランスから考えられるサステナビリティ項目は、商品の成分、パッケージングの材料、エコフレンドリーな製造プロセス、社会貢献活動、企業ガバナンスなどが挙げられる。その中、消費者が重視する項目は主に自身の目で確かめられる項目、例えば、天然由来成分や環境に優しい成分でできた商品、環境に優しい材料による包装または、過剰包装にならない商品が選ばれる傾向にある。

 

直近3年、人気香りはフリージアコロン&イングリッシュぺアー

 フレグランスは化粧品やケア用品、個人清潔用品、衣類清潔用品、家庭用クリーナー、芳香剤、香水などに利用されており、その中でも台湾の消費者は個人清潔用品、香水、芳香剤を購入する際は、特に香りを重視している。台湾の消費者は、フレグランス商品に対するブランドロイヤリティが低く、ブランドよりフレブランスの香調(ノート)が主な購入要因となっている。

 香調とは、香りの種類を表す分類のことで、それぞれ「○○ノート」と呼ばれる。例えば、柑橘系の香りならシトラスノート、花の香りならフローラルノートという名がついている。一般的に、台湾 人の男性は大人っぽい雰囲気を感じられる落ち着いた「ウッディ系」とさっぱりした「シトラス系」を好み、女性はすがすがしい香りがする「ローズ・フローラル系」を好む。

 また、業界関係者によると、直近3年で最も人気となっている香りは「フリージアコロン&イングリッシュぺアー」で、香水、室内芳香剤から、個人清潔用品までに使われて消費者に大好評だ。また、「ウッディ系」は女性が選ぶ好きな香りランキングでも3位で、さわやかで中性的な香りが男女ともに支持されている。

 

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