記事番号:T00114647
<最新刊目次>
・台湾電子材料産業の2023年第4四半期振り返りと主要メーカーの動向
・台湾再生可能エネルギー産業の動向と2024年展望
・廃溶剤処理の台鎔科技材料(テックゾーン・テクノロジー・マテリアルズ)、半導体・パネルメーカーから受注
・AIサーバー需要好調、鴻海やクアンタの売上高大幅成長へ
<廃溶剤処理の台鎔科技材料(テックゾーン・テクノロジー・マテリアルズ)、半導体・パネルメーカーから受注>
台鎔科技材料(テックゾーン・テクノロジー・マテリアルズ)は台湾の廃溶剤処理大手。大手半導体、液晶パネルメーカーなどを顧客に持つ。温室効果ガス実質排出ゼロ(ネットゼロ)の流れを受けて2019年に第3蒸留塔を新設し、処理能力を拡大した。
桃園市観音区にある同社の廃棄物処理所の門をくぐると、まず目に飛び込んでくるのは高くそびえる蒸留塔と大量の溶剤入り容器だ。一般的な廃棄物処理所のイメージと異なり、現場は整然としている。
半導体メーカーは工場廃水の大半を自社で処理しているが、廃溶剤は台鎔科技のような事業者に回収・再利用を委託している。台鎔科技が処理するのは主にウエハー洗浄工程で生じるイソプロピルアルコール(IPA)、エッジビード除去(EBR)剤やレジスト剥離剤(EKC)などの廃溶剤だ。
排熱・残渣も再利用
台鎔科技の廃溶剤処理は蒸留と焼却の2段階に分かれる。再利用可能な廃溶剤は処理後に再生溶剤として販売する。再利用不可能な廃溶剤は焼却処理する。一般的に蒸留塔のエネルギー源は天然ガスを……(続きは「機械ジャーナル会員限定)
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