リサーチ 経営 マーケティング 作成日:2024年4月16日
機械業界 新刊速報記事番号:T00114783
<最新刊目次>
・台湾産業用ロボット産業の2023年振り返りと24年の展望
・台湾ゴムおよびプラスチック加工用機械設備製造業の現況と2024年の展望
・半導体用再生ウエハー台湾最大手の昇陽国際半導体(PSI)、日本企業を上回る技術力
・台湾医療器材産業の現状と2024年の展望
<台湾産業用ロボット産業の2023年振り返りと24年の展望>
一、産業概況
23年生産・販売額は27%減
台湾産業用ロボット産業は電子業界向けの3軸以下の製品が中心だ。2020~22年は生産額、販売額ともに大幅増が続いたが、23年の生産額は50億6200万台湾元で前年比28.12%減、販売額は50億6000万元で27.29%減となった。米利上げで世界経済が減速し、電子業界が在庫消化に追われた影響で、ロボット需要が減少した。また、中国の不動産業界の債務リスクで中国経済が減速したことや、米中対立を受けた電子メーカーの中国からの工場移転を受け、中国向けの需要が減少した。台湾域内でも電子業界の在庫調整によりロボットの調達が減少した。
電子業界の在庫状況は23年第4四半期(10~12月)に改善し、人工知能(AI)ブームで電子業界の景気は回復し始めている。ただ、電子メーカー各社は設備投資に慎重な姿勢をとっているため、台湾当産業の24年第1四半期(1~3月)の生産額、販売額はいずれもマイナス成長となる見通しだが、減少幅は23年より縮小すると予想される。
二、輸出入概況
日本からの23年輸入額は37%減
1.輸入
台湾当産業の23年通年の輸入額は29億6600万元で、前年比23.14%減少した。台湾では近年、台商(海外で事業展開する台湾系企業)のUターン投資拡大や基本工資(最低賃金)の上昇を受けて……(続きは「機械ジャーナル会員限定)
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