リサーチ 経営 マーケティング 作成日:2024年5月15日
機械業界 新刊速報記事番号:T00115339
<最新刊目次>
・TSMCがけん引する台湾の半導体設備・材料サプライチェーン
・台湾電子・半導体生産設備製造業2024年1~2月輸出入と主要企業の業績
・半導体設備の弘塑科技、3方面から先進封止プロセス支える
・台湾風力発電産業の2024年上半期の展望
<TSMCがけん引する台湾の半導体設備・材料サプライチェーン>
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は2024年4月3日の花蓮県沖地震で一部の設備が影響を受けたものの、3日以内にほぼ復旧した。業界関係者によると、半導体設備は震度5まで耐えられるが、設備サプライヤーなどはTSMCの要請にいつでも対応できるよう待機する必要がある。サプライヤー各社の迅速な対応力は台湾の半導体産業独自の強みだ。
TSMCは台湾域内メーカーからの調達比率を30年に間接材料で64%、部品で60%に引き上げる計画だ。設備の需要増も期待できる。
半導体設備の生産額が工作機械越えへ
工業技術研究院(工研院、ITRI)産業科技国際策略発展所(産科国際所、IEK)の予測によると、台湾の半導体設備の2024年生産額は1400億台湾元となり、初めて工作機械(24年予測は1200億元)を上回る見通しだ。
半導体設備は製造の前工程設備とパッケージング・テスティング(封止・検査)の後工程設備に分かれる。前工程設備は▽成膜、▽リソグラフィー(露光)、▽エッチング、▽イオン注入、▽研磨装置などを含む。後工程設備にはTSMCが独自開発した先進パッケージングのチップ・オン・ウエハー・オン・サブストレート(CoWoS、コワース)向け装置も含まれる。
後工程設備の世界シェアは15%以上
前工程設備は▽オランダのASML、▽米アプライドマテリアルズ、▽米KLA、▽東京エレクトロンなどの海外大手が大半のシェアを占めている。台湾電子設備協会(TEEIA)が2021年に発表した白書によると、台湾メーカーの前工程設備の世界シェアはわずか1~2%だった。一方、後工程設備の世界シェアは15%以上だった。
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