記事番号:T00115704
<最新刊目次>
・南部科学園区、世界のAI・EVを支える最先端半導体拠点に
・台湾機械設備製造業の現状と2024年Q1展望
・ベンチャー「萬溢能源」、年内にもTNO負極材を試験生産
・台湾化学工業機械設備製造業の2019~23年の生産・輸出入概況
<南部科学園区、世界のAI・EVを支える最先端半導体拠点に>
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)によると、2024年第1四半期(1~3月)の売上高のうち5ナノメートル以降の先進製造プロセスが46%を占めた。TSMCの5ナノ、3ナノ工場は南部科学園区(南科)に集中しており、南科は世界最先端、最大規模の半導体製造拠点となっている。
南科の23年売上高、初めて竹科を上回る
南科に進出する企業の23年売上高の合計は前年比6.9%増の1兆5800億台湾元余りで、初めて新竹科学園区(竹科)の売上高を上回った。南科台南園区の売上高だけでも竹科の売上高を上回った。TSMCの先進プロセス工場稼働が貢献した。
南科管理局の蘇振綱・局長によると、南科では人工知能(AI)、電気自動車(EV)向けの最先端の半導体が製造されている。南科が世界のAI、EV産業を支えているということだ。
パネル産業からシフト、進出企業の支援強化
南科には当初からTSMCやファウンドリー大手、聯華電子(UMC)をはじめ、▽半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)企業、▽半導体設備メーカー、▽半導体材料メーカーなども進出していたが、
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