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《台湾有事》イタリア上院副議長、「欧州は中立ではいけない」/台湾


ニュース 政治 作成日:2023年6月20日_記事番号:T00109624

台湾有事

《台湾有事》イタリア上院副議長、「欧州は中立ではいけない」/台湾

 イタリア元老院(上院)のジャン・マルコ・チェンティナイオ副議長は訪台最終日の19日、メディア関係者との座談会を開き、「民主主義は単なるスローガンではない。欧州は台湾海峡の情勢に中立の立場を取るべきではない」と語った。ウクライナ危機が発生した当初、欧州諸国はためらいなくウクライナ支援に乗り出したと指摘し、ダブルスタンダートで台湾海峡情勢を無視すべきではないと訴えた。20日付自由時報が報じた。

/date/2023/06/20/17centinaio_2.jpgチェンティナイオ副議長(左)は、今夏イタリア国会代表団が訪台する予定で、自身も再度訪台すると明かした(19日=中央社)

 欧州外交評議会(ECFR)がイタリアを含む欧州連合(EU)加盟11カ国を対象として4月に実施した世論調査で、各国調査における「台湾問題を巡り米中間で軍事衝突が発生した場合、自国は中立を保つべき」との回答は平均62%だった。

 呉釗燮・外交部長は今月12日から欧州を訪問しており、これまでにポーランド、チェコ、ベルギーを訪れた。チェコ以外の訪問先は明らかにしていないが、イタリア下院外交委員会パオロ・フォルメンティーニ副委員長が17日、呉・外交部長と握手している写真を、フェイスブック(FB)ページに投稿しいたことで、イタリアを訪問したことが明らかとなった。

 民進党の王定宇・立法委員は、イタリアは長期にわたり中国寄りだったため、台湾の国家主権を象徴する外交部長を入国させたことは、外交上の重大なブレークスルーだと語った。

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