ニュース 政治 作成日:2023年7月20日_記事番号:T00110122
台湾有事日本のシンクタンク、日本戦略研究フォーラム(JFSS)が7月15〜16日に実施した、台湾有事を想定した政策シミュレーションに研究員を派遣した台湾の政府系シンクタンク、国防安全研究院(国防院、INDSR)は19日、シミュレーションの結果、最終的に台湾軍が中国軍の台湾上陸を阻止する結果となったと明らかにした。20日付自由時報が報じた。
総統役の頼氏(右)は、米国、日本、台湾の間に安全保障の対話メカニズムがないことは大きな問題だと指摘した(17日=中央社)
JFSSが台湾有事を想定したシミュレーションを実施するのは3回目。1回目と2回目は日米関係者が中心となったが、今回はシンクタンク、遠景基金会(ザ・プロスペクト・ファンデーション)の頼怡忠・執行長が台湾総統、国防院の林彦宏・助理研究員が国家安全会議(国安会、NSC)秘書長の役で参加するなど台湾からも初めて有識者が参加した。
今回のシミュレーションは、2027年に有事が発生し、3段階で事態が進行するとの想定で進められた。国防院によると、中国軍は第3段階で台湾本島および離島への全面的な進軍を開始し、同時に駐日米軍や自衛隊の基地にミサイル攻撃を仕掛ける。台湾は中国の上陸作戦を阻止、日米も協力して作戦を遂行し、台湾海峡における中国軍の増援を遮断して台湾に有利な方向に発展させた。最終的に国際連合(国連)と赤十字国際委員会(ICRC)の介入により停戦協議が始まる結果となった。
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