ニュース 政治 作成日:2023年7月25日_記事番号:T00110192
台湾有事台湾軍による合同の定例軍事演習「漢光」が24日、始まった。27日に実施される、淡水河口(新北市八里区)での中国軍の上陸阻止作戦では、攻撃側と防衛側が沿岸部で対峙する形での演習を初めて行う予定だ。中台関係や政策、戦略に関する研究を目的とする非営利団体、中華前略前瞻協会の揭仲認・研究員は、米軍の提言を受け、防衛作戦の主眼は「沿岸部における敵の殲滅(せんめつ)」から「国土防衛」に変わったと指摘した。25日付聯合報が報じた。
漢光演習2日目の25日、台湾軍は八里海岸でロケット弾を用い、上陸した敵の進行を防ぐ演習などを行った(25日=中央社)
漢光演習は、台湾の市民や国際社会に対し、防衛に関する理念を伝える機会だ。台湾軍が過去に実施した上陸阻止作戦は、陸海空軍の武力を結集して沿岸部で敵を殲滅し、上陸させないことを主眼としていた。
今年は、台北港に近い八里区の海岸部を中国軍の上陸地点に設定し、防衛側は沿岸部に塹壕(ざんごう)や侵入を阻止するための各種設備を設置する。装甲車や野戦防空用ミサイルを配備するほか、海上で機雷敷設艦が、淡水河で架橋戦車が模擬機雷を敷設するなど、上陸した敵軍に台湾軍が攻撃を加える状況が想定されている。
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