ニュース 政治 作成日:2023年11月21日_記事番号:T00112335
台湾有事南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)で台湾が実効支配する太平島から12カイリ(約22キロメートル)付近で今月3日に米国と中国の軍艦が対峙したと報じられた問題について、海洋委員会海巡署は先ごろ、軍艦は最接近時で太平島から13.4カイリ離れていたと説明した。しかし邱国正・国防部長は20日、立法院での答弁で「レーダー上の状況は海巡署の説明とは異なっていた」と明らかにし、米中の艦船が12カイリ付近まで接近していたと示唆(しさ)した。21日付中国時報が報じた。
うわさによると、米国から8万セットの兵士用装備やM240機関銃1000丁が相次いで台湾に到着しているとされる。米バイデン政権が「緊急時大統領在庫引き出し権(PDA)」と呼ばれる武器放出権限に基づき、台湾に提供する軍事支援とみられる。
2024年1月投開票の立法委員選挙に向け、民進党が決定した比例代表候補名簿では、民間の防衛力強化を訴え、一般市民を対象に軍事訓練などを提供する社会団体、黒熊学院の沈伯洋・院長が第2位に指名された。邱・国防部長は、軍はゲリラ部隊を編制する考えはないと語った。
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