ニュース 政治 作成日:2024年4月24日_記事番号:T00114958
台湾有事国防部は24日、23日(24日午前6時までの24時間)、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ2機、中国艦艇7隻を確認したと発表した。台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏(ADIZ)に侵入した軍機は2日連続で確認しなかった。
23日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計8700機以上で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計3215機だった。
20日に中国軍機が基隆市から41カイリ(75.9キロメートル)まで接近したことについて、5分の飛行で総統府に到着する距離で、政府首脳などを排除し、指揮系統を麻痺させるいわゆる「斬首作戦」の懸念があると指摘され、邱国正・国防部長は24日、こうした事態にならないよう、台湾軍は常に監視していると回答した。
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