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《台湾有事》中国軍機15機が中間線越え、双十節前日にパトロール【図表】/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年10月11日_記事番号:T00118034

台湾有事

《台湾有事》中国軍機15機が中間線越え、双十節前日にパトロール【図表】/台湾

 国防部は10日、9日(10日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ27機、中国艦艇を9隻、公務船を5隻確認し、うち軍機15機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、北部と中部、南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。午後0時50分以降、中国軍の戦闘機「蘇愷30(スホイ30)」や無人機(ドローン)など軍機20機が台湾周辺の空域で活動し、うち14機が中間線を越えて防空識別圏に侵入し、中国の艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行った。10日は双十節(建国記念日、10月10日)の式典が開催され、頼清徳・総統が「中華人民共和国は台湾を代表する権利はない」などと演説した。

/date/2024/10/11/17pla_2.jpg9日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)

 双十節式典が開催された10日(11日午前6時までの24時間)は、中国軍機を20機、中国艦艇を10隻確認し、うち13機が中間線を越えて北部と南西の防空識別圏に侵入した。

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 国防部は、中国軍は10日午後9時50分、四川省の西昌衛星発射センターから西太平洋の方向に、キャリアロケット(運搬ロケット)を発射し、台湾の中部の防空識別圏を通過したが、高度は大気圏外で台湾への影響はなかったと説明した。

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