ニュース 政治 作成日：2024年11月11日_記事番号：T00118561
台湾有事国防部は11日、10日（11日午前6時までの24時間）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ7機、中国艦艇を5隻確認し、うち軍機2機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、南西と東部の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。
10日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ（約44キロメートル以内、接続水域）、実線は12カイリ（領海に相当）の海域を示す（国防部リリースより）
8日（9日午前6時までの24時間）は、中国軍機を延べ12機、中国艦艇を5隻、公務船を1隻確認し、うち軍機9機が台湾海峡の中間線を越え、北部と中部、南西の防空識別圏に侵入した。
9日（10日午前6時までの24時間）は、中国軍機を延べ9機、中国艦艇を5隻、公務船を1隻確認し、うち軍機6機が台湾海峡の中間線を越え、北部と南西、東部の防空識別圏に侵入した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計4443機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2707機となった。
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