ニュース 政治 作成日:2024年11月5日_記事番号:T00118460
台湾有事国防部は5日、4日(5日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ20機、中国艦艇を6隻確認し、うち軍機16機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、中部と南西、南東の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。4日午前8時50分から、戦闘機「殲16(J16)」など8機が活動し、中間線を越えて南部と南東の防空識別圏に侵入し、西太平洋へ向かい遠洋航海訓練を行ったと説明した。同空域での遠洋航海訓練は2日連続。中央社電が伝えた。
4日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計4379機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2666機となった。
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