ニュース 政治 作成日:2024年10月30日_記事番号:T00118350
台湾有事国防部は30日、29日(30日午前6時までの24時間)に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ10機、中国艦艇を7隻確認し、うち軍機5機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線を越え、南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したと発表した。
29日の中国軍機の飛行経路。破線は24カイリ(約44キロメートル以内、接続水域)、実線は12カイリ(領海に相当)の海域を示す(国防部リリースより)
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年、確認した中国軍機は累計4275機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2590機となった。
国防部は29日、フランス海軍の艦艇1隻が28日夜から29日午前にかけて、台湾海峡を南から北へ航行したと発表した。台湾軍は全行程を把握しており、異常はなかったと説明した。
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