ニュース 政治 作成日：2025年2月7日_記事番号：T00119942
台湾有事国防部は7日、6日（7日午前6時までの24時間）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ9機、中国艦艇6隻、公務船2隻を確認し、軍機9機全てが台湾海峡の中間線を越え、南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。台湾海峡の中間線は、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる。
6日の中国軍機と気球の飛行経路。破線は24カイリ（約44キロメートル、接続水域）、実線は12カイリ（領海に相当）の海域を示す（国防部リリースより）
このほか、気球6機が基隆市の北西や南西、台中市の北西などの上空を飛行したのを確認した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年確認した中国軍機は累計428機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計312機となった。
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