ニュース 政治 作成日：2025年2月11日_記事番号：T00120008
台湾有事国防部は11日、10日（11日午前6時までの24時間）に、台湾周辺の空海域で中国軍機を延べ32機、中国艦艇を8隻と公務船を1隻確認し、うち軍機22機が台湾海峡の中間線を越え、北部と南西の防空識別圏（ADIZ）に侵入したと発表した。
10日の中国軍機と気球の飛行経路。破線は24カイリ（接続水域）、実線は12カイリ（領海に相当）の海域を示す（国防部リリースより）
このほか、気球2機が基隆市の南西104カイリ（約193キロメートル）と北西113カイリの上空をそれぞれ飛行していたのを確認した。
ペロシ米下院議長（当時）が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。今年確認した中国軍機は累計490機で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計355機となった。
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