ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

07年10月 5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2007年11月2日_記事番号:T00003522

月間5大ニュース

07年10月 5大ニュース!

 
【1位】和艦事件、曹興誠UMC前董事長に無罪判決(26日)

 聯華電子(UMC)の曹興誠前董事長らが中国事業の拡大を目的に、台湾政府の許可を得ずに蘇州に半導体メーカーの和艦科技を設置して、出資や受注の横流しなどで協力して背任や商業会計法違反に問われた裁判で、新竹地方法院は26日無罪判決を下した。

 裁判では曹被告らが違法行為を犯したかどうかよりも、対中投資を規制する現政策の妥当性に注目が集まった。

 中国の高度成長が続き、経済交流も年々拡大する中、対中投資規制は台湾企業の中国市場での商機を失わせているという批判が高まっており、判決は民進党政権に対中経済政策のあり方を問い質すものとなった。


【2位】 華碩、超低価格ノートEee PCを発表(16日)

 16日、華碩電脳(ASUS)がノートブック型パソコン「EeePC」4機種を発表した。「Eee PC」は7,999~1万3,888台湾元(約2万8,700~4万9,500円)と超低価格な上、高品質で操作も非常に簡単で、発売前から高い注目を集めていた。

 発売後も店頭販売、オンライン販売いずれにおいても出荷するたびに数分で完売となる人気が続いている。台湾に続き香港でも発売され、11月からは米国でも販売が始まる。ASUSは分社後自社ブランドの代表的製品としたい考えで、年内に30万~40万台、来年は年間380万台の出荷台数を目標としている。


【3位】国連加盟聖火リレー、スタート(24日)

 24日、台湾の名称による国連加盟を内外に呼び掛ける全島一周聖火リレーが始まった。民進党の選挙運動の一環で、事前にはカク龍斌台北市長(カクは赤におおざと)が取り締まりの意向を示す一幕もあった。

 陳水扁総統を第一走者として始まったリレーは、台湾全土25県市を11日間をかけ、約10万人が聖火をつないで11月3日に再び総統府前広場に戻ってくる。


【4位】台風15号で9人死亡、野菜価格が高騰(6日)

 台風15号(クローサ台風)が6日に上陸し、豪雨などにより9人が死亡、2人が行方不明となった。農林水産業の被害額は11億6,757万台湾元(約40億円)。13日には大台北地区(台北県市、基隆市)の野菜卸売価格が過去32年で最高を記録し、その後も高値が続いた。そんな中、蘇嘉全行政農業委員会主任委員が「野菜は1束5元で買える」と発言し人々の非難を浴びた。


【5位】 陳水扁総統、民進党主席に復帰(17日)

 陳水扁総統が17日、民進党主席に2年9カ月ぶりに復帰した。党大会で採択された「正常国家決議文」の文言をめぐる対立から辞任した游錫コン前主席(コンは方2つに土)の後を受けたもので、▽立法委員選挙で50議席以上の確保▽総統選挙の勝利▽「国民党の不当資産の返還」「台湾名義での国連加盟」の住民投票成立──などを主席としての目標に挙げた。

 なお、来年5月の総統退任後は、党主席も辞める意思を示している。

月間5大ニュース