ニュース その他分野 作成日:2008年2月1日_記事番号:T00005368
月間5大ニュース
【1位】立法委員選挙、民進党が惨敗(12日)
立法委員選挙(定数113議席)の投開票が12日行われ、野党国民党が選挙区と比例代表で計81議席を獲得する大勝利を収めた一方、与党民進党は27議席と空前の惨敗を喫した。
民進党惨敗の原因については、選挙の時だけ独立指向の施策を打ち出し、自ら率先して族群(エスニックグループ)間の対立感情をあおって社会の不安定化を招く陳水扁総統の手法が嫌われ、棄権した有権者が多かったためとみられている。初めて導入された小選挙区制度も不利にはたらいた。
陳総統は民進党主席を引責辞任。政治家生命に手深い痛手を負った。3月の総統選挙は、「あきらめムードが生まれて民進党が不利」「有権者のバランス感覚がはたらき、かえって民進党に勝機」などさまざまな見方が出ている。
【2位】元旦に24人が死亡、急激な冷え込みが原因(1日)
新年早々の1日、寒気団の南下により気温が10度以下に落ち込み、台北市や台北県を中心に寒さを原因に24人もの死者が出た。彰化市では夜中にトイレに起きた老人が、死亡しているところを発見され、寒さが死因とみられている。このほか、心臓病、高血圧などの慢性病から死に至ったケースもあった。最も冷え込んだ台北県淡水の気温は8.5度でこの冬最低を記録した。
【3位】日本人観光客へのビザ免除、90日に延長(28日)
外交部は28日、日本人観光客を対象に、90日間以内(到着日の翌日午前0時から起算)の滞在については、2月1日から査証を免除すると発表した。従来の30日間から一気に3倍への延長だが、日本では既に2005年の愛知万博の際、台湾人観光客に対し同様のビザ免除措置をとっており、今回の措置は相互利益の原則に従ったものだ。
【4位】立栄航空、台北~高雄の運航停止決定(28日)
2大都市の台北と高雄は、従来航空機がビジネスパーソンの主要な足だったが、台湾高速鉄路(高鉄)の開通後、旅客の流失が止まらず、とうとう立栄航空(ユニー航空)が3月1日から同路線からの撤退を決めた。交通部が28日発表した。
片道運賃を高鉄開通前の約2,000元から4割値下げしても客足は一時的にしか戻らず、昨年12月の乗客数は前年比85%もの減少で、今年に入ってからは就航便数を1日2便にまで減らしていた。
【5位】万泰銀に違法融資疑惑、前董事長宅など捜索(25日)
台北地方検察署は25日、太子集団の実質的オーナー、許勝発、許顕栄親子が、万泰商業銀行の正副董事長在任中、グループ企業に対して違法に融資を行っていた疑いが強まったとして、太子集団の本部や許親子の自宅など10カ所以上を家宅捜索した。許親子は不正な土地売却やインサイダー取引の容疑も持たれており、万泰銀の損害は総額200億台湾元(約660億円)とも報じられている。事件の報道を受け26日、万泰銀は高雄県の鳳山支店で一度に100人以上が預金の引き出しを行う取り付け騒ぎが発生した。
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