台湾で唯一の日系のプロ野球チーム、楽天桃猿（楽天モンキーズ）の本拠地、桃園国際棒球場（桃園国際野球場、桃園市中壢区）で先月、試合を見てきました。チアガールの楽天女孩（楽天ガールズ）のリードに続いて、掛け声やダンスで選手たちを応援をした前回のコラムはこちらです。↓

第56回　チアと観客が一体で応援！プロ野球・楽天モンキーズ／台湾

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桃園国際野球場の正面入り口。チケットブースで当日券が買えます（ＹＳＮ）

　今回は、「これがあれば試合がより楽しくなる」をテーマに、楽天モンキーズのグッズと球場メシをご紹介します。

グッズで他のファンと一体感

　平日午後６時半から始まった対統一獅隊（統一ライオンズ）戦は、楽天モンキーズのリードで進んでいます。盛り上がっている周りの席のファンたちを見ると、背番号入りユニフォームを着たり、カンフーバット（ミニサイズのプラスチックバット）を両手で叩いたりしながら応援しています。筆者も欲しくなってきたので、グッズ売り場に行ってみました。

幼稚園～小学生くらいの子ども用のグッズだけを取り扱う売り場もあります。大人用に負けない品ぞろえです（ＹＳＮ）

　実は筆者、超有名バンド、五月天（メイデイ）が好きで、ライブの際は蛍光棒にグッズのＴシャツ姿で参加します。野球の試合もライブと同じで、グッズを使うと、周りの観客たちとの一体感を感じ、気持ちがアガリます。

　選手の写真と名前、背番号が入った大きめのタオルは、「推し」の選手を応援するのに便利そう。値段も400台湾元（約1,540円）と手ごろです。

楽天ガールズのグッズのベースの色はピンク。かわいくてセクシーなイメージにぴったりです（ＹＳＮ）

　チアガール、楽天ガールズのタオルやクッション、キーホルダーなどのグッズもあります。チアが人気の台湾らしいですね！

日本食コーナーで屋台メシ

　お腹が空いたら、球場メシを食べながらの試合観戦はいかがでしょうか？日本食コーナーには赤ちょうちんが下がり、屋台風になっています（ＹＳＮ）

　桃園国際野球場の美食エリア「万国美食ショー」には、20店以上の飲食店があります。筆者が前回、メイデイのライブで来た際は、新型コロナウイルス対策で飲食禁止。飲食店が全てクローズしていたので、どんな店舗があるのか楽しみにしていました。

　日系チームなので、もちろん日本食コーナーがあります。店先の鉄板でお好み焼きやたこ焼き、焼きそばなどを調理し、アツアツで提供。価格は200元台のものが多かったです。筆者の前の席の女性たちが、おいしそうにお好み焼きを頬張っていました。

　筆者が試合開始前にいいなと思っていたシンガポールのミシュラン一つ星店、香港風チキンライスのホーカーチャンは残念ながら売り切れ。台湾グルメの煮物、滷味を買って席に戻りました。

　他には、タイ料理、ファストフードなどがあるので、その日の気分に合わせて食べたいものを選べるのがいいですね！

野球場の裏側に潜入しよう！

　筆者は今回、特別に試合前のベンチを見学させてもらい、試合前の選手の様子をこっそりのぞいたり、ベンチから見た観客席に圧倒されたりしていました。

試合前、選手が数人ベンチ入りしていました。意外にリラックスムードでした（ＹＳＮ）

　そんな普段は関係者以外立ち入り禁止エリアに、皆さんも入ることができるスタジアムツアーが、18日（日）と５月９日（日）に開催予定です。当日の観戦チケット付きで3,000円です。

　スタジアムツアーは、楽天モンキーズが目指す桃園国際野球場のボールパーク化の一環です。今も試合にグッズ、グルメと楽しい要素でいっぱいですが、球場に来たら丸一日遊べるようなんてワクワクしますよね。

バックネット裏から、試合のハラハラ、ドキドキを楽しませてもらいました（ＹＳＮ）

　さて、試合は統一ライオンズに９回表で４対４の同点に追い付かれ、延長線に。最終的には延長11回、５対４で楽天モンキーズの勝利でした。おめでとう、楽天モンキーズ！

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