第52回 ベートーベン生誕250周年、イカリコーヒーの音楽テーマ店/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年11月13日_記事番号:T00093147

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第52回 ベートーベン生誕250周年、イカリコーヒーの音楽テーマ店/台湾

 今年12月に生誕250周年を迎えるベートーベンをテーマに、ベートーベン主題故事館(ベートーベンストーリーカフェ)に生まれ変わった怡客咖啡(イカリコーヒー)南京店(台北市中山区)のオープニングコンサートに先週日曜の午後、出掛けてきました。

/date/2020/11/13/20music1_2.jpgベートーベン主題故事館。南京店は、台湾で3店しかない一之郷とのコラボ店で、一之郷のハニーケーキ(台湾風カステラ)や洋菓子を購入することもできます(YSN)

 ドイツの偉大な作曲家、ベートーベンといえば、小中学校の音楽室の壁に飾られていた厳しい表情の肖像画を思い出しますが、店内はポップでキュートなベートーベンのイラストでいっぱい。中には、ごみを両手にごみ収集車の横に立つベートーベンの姿まで。どうしてだろうと考えているうちに、店内コンサートが始まりました。

/date/2020/11/13/20music_2.jpg台湾で暮らすベートーベン?(イカリコーヒー提供)

 1曲目は、ベートーベンのピアノ曲「エリーゼのために」。ごみ収集車のイラストの前のピアノで、ピアニストのニックさんが即興で変奏曲を奏でます。

 そうです。台湾で「エリーゼのために」といえば、ごみ収集車の到着を知らせるおなじみの曲です。

/date/2020/11/13/20music2_2.jpg思わず音楽に聴き入り、食事の手が止まります(YSN)

 続いて10曲以上のピアノの調べに耳を傾けながら、30人ほどの来店客とともに、コーヒーと食事、おしゃべりを楽しむ優雅なひとときを過ごしました。

音楽雑貨ブランドとコラボ

 「ノーコーヒー、ノーライフ(音楽のない人生なんてあり得ない)」「ノーミュージック、ノーライフ(音楽のない人生なんてあり得ない)」と老板のステファンさん。

/date/2020/11/13/20music3_2.jpg老板のステファンさん(中)は、新型コロナウイルス禍の癒やしにしてほしいと話していました。右はピアニストのニックさん、左は広報のジェリーさん(YSN)

 生誕250周年を迎えるベートーベンがコーヒー好きだったことにちなみ、インターネットで目にした音楽雑貨ブランドの三木芸術(サムミュージックデザイン)にコラボレーションを持ち掛け、ベートーベン主題故事館を実現しました。

 三木芸術がデザインしたベートーベンのイラストの表紙のメニューや、店内のアートパネルに囲まれ、いつものイカリコーヒーと違う雰囲気が楽しめます。壁や棚に飾られた、猫の音楽家が描かれたトートバッグなどの三木芸術の商品は、南京店以外のイカリコーヒーでも徐々に販売予定です。

/date/2020/11/13/20music4_2.jpg通常はインターネット販売の三木芸術の雑貨を購入できます(YSN)

 ベートーベンが晩年、耳が聞こえなくなったことにちなみ、グッズの売り上げの5%は、障害者福祉団体の伊甸社会福利基金会(エデンソシアルウェルフェアファンデーション)に寄付されます。

日曜午後は不定期コンサート?

 ステファンさんは、ニックさんとは若いころ一緒に音楽をたしなんだ30年来の友人同士です。11月末はニックさんのCD発売コンサート、年末には音楽マラソンを構想中で、日曜の午後は店内コンサートを開きたいとつぶやいていました。

 イカリコーヒーの広報窓口、ジェリーさんに確認すると、まだ未定ですと言っていましたが、週明けには早速、第2回コンサート開催のお知らせがありました。15日午後2時からの予約制で、1人200台湾元(約740円)以上を注文すればOK。ベートーベンのテーマは来年2月までの予定ですので、ご興味がある方はお早めに。

青木樹理

青木樹理

ワイズメディア

日本、台湾での金融機関勤務を経て、ワイズニュース創刊年の2007年に入社。副編集長を経て20年より編集長。台湾経済・産業の動向を分かりやすくお伝えするため、台湾社会をウオッチしながら生活しています。

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