ニュース 農林水産 作成日:2020年9月24日_記事番号:T00092320
台湾産業ココがスゴイ台湾の中秋節(旧暦8月15日、今年は10月1日)の恒例イベントといえばバーベキュー(BBQ)。屋外でのバーベキューにこだわらず、空調の効いたレストランで焼き肉を楽しむ人も増えています。ワイズニュースによると、今年は新型コロナウイルスの影響から、自宅で楽しむ人も多いとか。
大成集団の「桐德黒豚」や「黒蜜豚」は、レストランでも採用されています(同社提供)
来年1月から米国産牛肉や豚肉の輸入規制が緩和される中、台湾産食肉業界を支えるためにも、今年のバーベキューは大成集団の台湾産豚肉「桐德黒豚」や「黒蜜豚」を味わってみませんか。
鹿児島黒豚と同じバークシャー種
大成集団の「桐德黒豚」は、かごしま黒豚(鹿児島県内で飼育された純粋バークシャー種の豚肉)と同じ、純粋バークシャー種。2013年に屏東県で6億台湾元(約21億6,000万円)を投じて設置した「桐德牧場」で、種付け、量産に台湾で唯一成功しました。豚肉の飼育日数は通常180日前後ですが、「桐德黒豚」は240日以上かけて育てています。
バークシャー種の特徴は、柔らかい、きめ細かい肉質、ジューシー、風味豊か。大成集団が実際に品質検査センターで検査してみたところ、「桐德黒豚」はどの項目でも市販の豚肉を上回っていたそうです。
「桐德黒豚」の2代目として独自開発し、今年2月に発売したのが「黒蜜豚」。独自の飼料を与え、専門スタッフが心をこめて240日間飼育し、まるで蜜のような甘味と香りが味わえます。
美しい大理石模様の「黒蜜豚」(同社提供)
コンビニエンスストア大手の全家便利商店(台湾ファミリーマート)やインターネット通信販売サイトのmomo購物網、台湾楽天市場で購入できる「桐德黒豚」の中秋節バーベキューセットは5種980グラム入りのAセットが800元前後、3種1,200グラム入りBセットが600元前後。有機食品チェーンの聖徳科斯(サンタクルーズ)などで購入できる「黒蜜豚」は200グラム入りの肩ロースやバラ肉が各170元など。
筆者も自宅の近所にある聖徳科斯で「黒蜜豚」を購入してみました。冷凍ですが、室温でしばらくすると使える状態に。1枚ずつ薄切りで、フライパンでも簡単に焼けますが、歯ごたえが感じられるほどには厚みがあり、満足感があります。ジューシーですが、油っこくなく、お肉の味がしっかり感じられ、塩こしょうだけでおいしく食べられました。
勝博殿さぼてんのとんかつも
大成集団の広報担当者によると、消費者にも自然な甘みと肉汁が好評で、鍋料理や焼き肉、特に豚ヒレ肉はとんかつにぴったりとの声があるそうです。
「桐德黒豚」は、大成集団が台湾で展開する勝博殿(とんかつ新宿さぼてん)でも使用されています。
弊社ワイズコンサルティンググループも今月の社内懇親会で、意外にも創業24年で初めてのバーベキューパーティーを行います。ワイズニュース読者の皆さまの会社でも、台湾産食肉でバーベキューはいかがでしょうか。
ちなみに台湾で中秋節にバーベキューを食べる理由はこちらです。
台湾オリジナル!バーベキュー節
https://www.ys-consulting.com.tw/column/10029.html
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