《新型肺炎》第46回 コンビニと自宅で3密回避、マスクの次はオンライン納税


ニュース 社会 作成日:2020年5月4日_記事番号:T00089749

台湾産業ココがスゴイ

《新型肺炎》第46回 コンビニと自宅で3密回避、マスクの次はオンライン納税

 5月は台湾の納税シーズンです。新型コロナウイルス感染リスクを減らすため財政部は総合所得税(個人所得税)などの申告期限を6月末まで延期し、国税局に出向く場合は事前予約、マスク着用を要請、できる限り自宅で電子申告をと呼び掛けています。

/date/2020/05/04/20machine_2.jpgファミマでは「マスク」のバナーの右隣が「査詢碼」のバナーでした(YSN)

 これまでもオンラインで申告できましたが、筆者はワイズコンサルティングのオフィスから財政部台北国税局が近いことから、いつも出向いて申告していました。とはいえ、新型コロナウイルス感染症の新規確認ゼロは皆の予防、協力があってこそ。前々回のコラム《新型肺炎》「外国人もできた!マスク販売のネット予約」(https://www.ys-consulting.com.tw/news/89006.html)でご紹介した全民健康保険のカード(健保カード)のインターネットサービスに登録済みなら、カードリーダーの代わりにコンビニエンスストア大手4社のマルチメディア端末を利用して簡単にできるとの情報を耳にし、早速試してみました。

健保カードが再活躍

 筆者は近所の全家便利商店(台湾ファミリーマート)のマルチメディア端末で、「列印総所税査詢碼」のバナーにタッチし、健保カードを差し込んで、▽居留証番号▽健保カードのネット利用サービスのパスワード──を入力。すると、10桁の英数字コード「査詢碼」が印字された白い紙が出てきました。 自宅に戻り、財政部の電子申告のサイト(https://tax.nat.gov.tw/)にアクセスし、茶色の「個人」の外国人向け「外僑総合所得税」をクリック、▽Windows(ウィンドウズ)▽Macやタブレット端末──のいずれかを選び、スタートです。

/date/2020/05/04/20code_2.jpgMac利用の場合はソフトウエアのインストールが不要です(YSN)

 筆者はMacを選択。医療用マスク予約で見慣れた画面が現れました。右端の濃い緑色の「統一証号+パスポート番号/居留証番号/許可証号」を選択。続いて、コンビニで入手した「査詢碼」の他、▽外僑統一証号▽パスポート番号/居留証番号/許可証号▽生年月日──を入力します。統一証号って何だろうと思っていると、居留証の表面に赤字で統一証号とあり、居留証番号のことでした。

/date/2020/05/04/20paper_2.jpg「査詢碼」のハイフンは入力不要です(YSN)

前年度の書類をお手元に

 続いて、前回の申告情報読み込みに同意をクリックし、パスワードを設定すると、電子申告のページに入りました。

 昨年まで国税局で黄色や緑色の大きな用紙に係員に手伝ってもらいながら記入していた住所、氏名、電話番号などの情報が読み込まれており、確認しつつ、空欄を埋めていきます。給与所得や銀行の利息の他、入出境日も自動表示されました。電子申告が初めての方は▽前年度の「収拠編号(レシート番号)」または「檔案編号(ファイル番号)」▽申告した国税局──を入力する箇所があるので、前年度の書類を手元に用意しておくとスムーズです。

 画面左上に表示された残り時間が10分から減っていき、間に合うのかとドキドキしましたが、時間切れになると「続けますか?」と案内が出るのでご安心を。

 最後に▽個人所得総額から免税額、控除額、基本生活費差額を差し引いた純所得(課税所得)▽課税所得に税率をかけて累進差額を差し引いた納付税額▽納付税額から源泉徴収税額などを差し引いた最終的に納める(または還付される)金額──が表示されます。

 本当にこれで合っているのかなと、前年度の書類と見比べたり、財政部の試算サイトで確認したりしてみましたが、どうやら(当然ですね)合っていました。

財政部の試算サイト
https://www.etax.nat.gov.tw/etwmain/front/ETW158W1

昼休みや夜間営業も

 納税額が2万台湾元(約7万1,500円)以下の場合、コンビニで納付でき、お得な特典もあります。電子申告の他、国税局は6月の22~24日、29~30日は昼の時間も、30日のみ午後7時まで受け付けます。申告期限が1カ月延長されたとはいえ、うっかり申告を忘れてしまわないように注意したいですね。

/date/2020/05/04/20tax_2.jpg台北国税局は透明の防疫ガードを設置して対応(中央社)

青木樹理

青木樹理

ワイズメディア

日本、台湾での金融機関勤務を経て、ワイズニュース創刊年の2007年に入社。副編集長を経て20年より編集長。台湾経済・産業の動向を分かりやすくお伝えするため、台湾社会をウオッチしながら生活しています。

台湾産業ココがスゴイ