ニュース 食品 作成日:2020年1月17日_記事番号:T00087955
台湾産業ココがスゴイ日本でお正月を迎えるため一時帰国しようと向かった桃園国際空港で、実家へのお土産の定番、微熱山丘(サニーヒルズ)のパイナップルケーキを買おうとしたところ、なんだか見慣れぬ商品が。春節(旧正月、2020年は1月25日)限定のギフトセットの横に、パイナップルケーキかと思いきや「蘋果酥(りんごケーキ)」を発見しました。11月に発売したばかりという店員さんの説明を聞き、早速購入してみました。
サニーヒルズのりんごケーキ。日月潭(南投県)の紅玉紅茶と午後のひとときを(リリースより)
アイシングでほどよい甘み
りんごケーキを口に運ぶと、パイナップルケーキ同様のサクサクの生地に、甘さ控えめで、まるでアップルパイのような味。毎回サニーヒルズのパイナップルケーキを買ってくるよう指定する筆者の妹は、いい香りで上品な味とご満悦。
台湾リピーターで料理上手な友人も、惜しげなくフルーツをギュッと詰め込んでいて、パイナップルケーキ同様、きっちりきれいな四角形を保ちながらも、レモンのアイシングでほどよい甘みと絶賛。箱のデザインも良く、売れないはずがないと太鼓判を押します。
10個入りで550台湾元(約2,020円)と、パイナップルケーキの420元よりお高いのですが、納得の水準です。
真っ赤なりんごのイラストが描かれたケースもかわいい(リリースより)
りんご農家を支援
りんごケーキは、青森県の紅玉を使用し、台湾だけでなく日本でも販売しています。サニーヒルズによると、涼しく雨の少ない青森県で育った紅玉は、香り高く、甘さの中に酸味があり、りんごらしいりんご。ただ、きれいな真っ赤な果皮にするため、要らない葉を手作業で摘み取ったり、実の向きを毎日変えたりと、手間暇がかかるため、農家が敬遠し、生産量が減少していました。
台湾のパイナップル産業と同じ状況だと、サニーヒルズが立ち上がります。紅玉のりんごの香りと、歯触りを残しつつ、日台共同開発でりんごケーキを生み出しました。
マレーシアのドリアンエッグロールやドリアンロールケーキに続く「グローバル果実計画」の第2弾で、農家を支えると同時に、アジア各地のフルーツを世界に伝えたいとの思いが込められています。
では、りんごケーキは日本のフルーツ代表なのですかと尋ねると、今後も日本とのコラボレーション商品が生まれる可能性はありますよとサニーヒルズのお答え。次のコラボ商品も楽しみですね。
桃園空港のToGo店舗。りんごケーキの外観はパイナップルケーキとそっくり(YSN)
ワイズメディア 青木樹理
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