《新型肺炎》第44回 外国人もできた!マスク販売のネット予約


ニュース 医薬 作成日:2020年3月23日

台湾産業ココがスゴイ

《新型肺炎》第44回 外国人もできた!マスク販売のネット予約

記事番号:T00089006

 新型コロナウイルスの感染が広がる中、全世界から注目を集める台湾のマスク実名制(本人確認)販売のインターネット予約が始まり、特約薬局に行列せずとも、コンビニエンスストアで受け取り可能になりました。台湾で働いていても外国人は対象外なのかと思いきや、「できますよ」と、早速予約したワイズニュース編集部(メディア部)の日本人同僚2人に言われ、機械音痴の筆者も同僚のヘルプを受けつつ予約を完了しました。

 次回受け付けは25日からですので、手元のマスクが心もとなくなってきた方はご検討ください。

《新型肺炎》マスク購入のネット予約、25日から2回目受け付け

健保カードのパスワード登録

1)カードリーダー入手

 まずは準備。全民健康保険のカード(健保カード)をパソコンに読み込むためカードリーダーが必要です。ネット通信販売サイトで300台湾元(約1,100円)前後で購入したという同僚に筆者はお借りしました。続いてPCにカードリーダーのドライバーソフトウエアをダウンロード、インストールしました。

/date/2020/03/23/20card_2.jpgカードリーダー

2)健保ネットサービス利用登録

 次は健保カードのネットサービスを申請します。利用登録サイトにアクセスし、「Register for New Account」をクリック。規定に目を通し、一番下の「I Understand」をクリックすると、申請画面に。カードリーダーをPCに接続し、健保カードを差し込み、「Name」の右にある「Read」をクリックし、健保カード情報を読み取ります。

/date/2020/03/23/20health_2.jpg健保カードネットサービス利用登録サイト

 次の画面で、▽居留証(ARC)の発行日▽期限▽居留証カードの裏面の番号──を入力します。「永久居留証だから期限がない!」とあせっていたら同僚が「今日の日付でいいですよ」と。よく見ると、ちゃんと下に説明書きがあります。

 その次はパスワード設定画面。英数字で▽希望のパスワード(2カ所)▽携帯電話番号▽メールアドレス──を入力し、「確認申請」をクリック。

 すると、確認メールが届きます。メールを開き、青字の「健保カード登録認証作業」をクリックすると、メールアドレス認証画面が現れます。ここでも健保カードを読み込み、「確定」を押すと、完成です。完成メールが届きます。

 ちょっとややこしいなあと思った筆者のような方は、ITが得意な方や台湾人に手伝ってもらう他、お近くの衛生福利部中央健康保険署(健保署)サービス拠点に出向いて申請することもできます。

手順(中国語)
健保署サービス拠点

やっとマスク予約

 マスク予約の方法は2種類あります。

3)PCで予約

 PCの場合、マスク予約専用サイト「eMask 口罩(マスク)予購系統」で、緑色の「健保卡+註冊密碼」の下部バナーをクリック。先ほどのカードリーダーのソフトウエアインストールが成功していれば、▽OS(基本ソフト)▽ブラウザー▽健保カードとパスワード──の3個の欄の右側が全て緑色の「通過」になっています。

/date/2020/03/23/20mask_2.jpgマスク予約専用サイト

 次の画面で健保カードを読み取らせ、居留証番号とパスワードを入力。

 その次の画面で青色の「予購登録」をクリックし、▽居留証番号▽氏名▽携帯電話番号▽メールアドレス──を入力、受け取るコンビニの店舗を選択し、キャプチャ認証の英数字を入力、サービス規約とプライバシー権に同意したら、予約完了です。

アプリ登録後カードリーダー不要

4)アプリで予約

 「実はアプリでも予約できるのですよ」と同僚に告げられ、筆者はアプリで予約しました。事前に、先ほどの健保カードネット利用登録サイトにアクセスし、健保カードをカードリーダーに差し込み、「Registration Password」に先ほど登録したパスワードを入力して「登入」をクリック。

 次の画面で、「行動装置認証(Mobile Device Verification)」をクリックし、右の青い「産出装置認証碼(Produce Verification Code)」をクリックすると、QRコードと認証コードが生成されます。

 続いて、アプリ「全民健保行動快易通」をスマートフォンなどにダウンロードします。(※25日よりアプリが更新され、一番上の「eMask口罩(マスク)予購」から下記ステップができるようになりました。)

/date/2020/03/23/20mask2_2.jpg25日以降のアプリ画面。一番上の「eMask」をクリック(衛生福利部リリースより)​

 「eMask」をクリックし、「装置認証」をクリック。次の画面で、外国人の場合は、全民健康保険マークが付いた「装置碼認証」をクリック。先ほどのQRコードをスキャン、または認証コードを入力すれば、準備完了です。

 続いて、青色の「予購登録」でPC同様の内容を入力すれば、予約できます。

/date/2020/03/23/20scan_2.jpgアプリ(旧画面)

 アプリ予約の場合、次回以降、健保カードを読み取らせる手間が省けるのが利点です。

バーチャル口座に振り込み

 初回のネット予約期間は3月12~18日で、19日に支払い方法の通知メールが届きました。支払期限は21日午後8時。アプリ、またはeMaskマスク予約専用サイトで、オレンジ色の「繳費查詢(支払い)」をクリックし、▽居留証番号▽携帯電話の下3桁▽キャプチャ認証の英数字──を入力してログインすると振込先が表示されます。

 振込先は一人ひとり異なるバーチャル(仮想)口座。アプリ予約の場合、現金自動預払機(ATM)か、▽ネットバンキング▽モバイルバンキング▽ネットATM──で振り込み可能です。送料込みで3枚22台湾元(約80円)。振込手数料は不要です。

 マスク受け取りは、26日~4月1日の間に指定したコンビニの店頭端末で「防疫大作戦」を選択し、引換券を印刷してレジに持参。各店に特典もありますよ。

《新型肺炎》ネット購入マスクの受け取り、コンビニ各社がキャンペーン

初回は抽選なし

 初回の予約者は117万8,000人と、上限の約233万人に届かなかったので抽選なし。予約手続きの途中で力尽きた人も多かったのでは。ワイズニュース発行日の平日は無理でも、日曜に行列した方が早いかもとの考えがチラリ。

 ただ、《新型肺炎》との戦いは先が見えません。特定の時間に薬局に出向くことが難しい人にとってありがたい措置です。マスクがご入り用となった際のお役に立てれば幸いです。

ワイズの新型肺炎ビジネス対応策

青木樹理

青木樹理

ワイズメディア

日本、台湾での金融機関勤務を経て、ワイズニュース創刊年の2007年に入社。副編集長を経て20年より編集長。台湾経済・産業の動向を分かりやすくお伝えするため、台湾社会をウオッチしながら生活しています。

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