リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2025年7月16日
機械業界 新刊速報記事番号:T00122907
【トピック1】
台湾半導体業界、AI・HPCがけん引も下半期は慎重ムード
2025年Q2の台湾半導体業界は、AIやHPC向けの需要が台湾積体電路製造(TSMC)、日月光(ASE)、聯発科技(メディアテック)、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)など主要企業をけん引し、景気は改善傾向に。しかし下半期は米国の追加関税や台湾元高、地政学リスクなどの影響から、顧客が発注を先送りし、成長ペースに陰りが見える。TSMCの下期売上高も前年比5.7%増にとどまるとの見方もある。
【トピック2】
台湾紡織・皮革機械産業、製靴機械が50%超の伸び──下期は関税リスクで減速へ
2025年1~4月の同産業は販売額が前年比15.5%増。特に「製靴機械」がスポーツイベントや脱中国の供給網再編で前年比51.6%増と大幅に伸長。しかし、下期は米中・中台の関税戦争や台湾元高の影響により、輸出・内需ともに伸び悩みが見込まれる。
【トピック3】
冷凍倉庫の緑豊興業、AI自動霜取りシステムで電気代8割削減
緑豊興業(グリーン・バリュー)は、ワクチン冷凍倉庫建設で知名度を高めたのち、食品コールドチェーン市場に参入。塩水冷却+AI制御による霜取り・空調一体型の冷却システムを開発し、電力消費を従来比80%削減。東南アジアへの展開も視野に入れており、環境配慮型冷凍倉庫の標準装備化を目指す機械。
【トピック4】
台湾工作機械産業、上半期は輸出減・輸入急増──マシニングセンタは2倍超に
2025年上半期の台湾工作機械輸出額は前年比5.8%減の10.12億ドル。中国・トルコ向けが大幅減となる一方、米国や日本向けは増加。輸入額は前年比56.7%増の3.68億ドルで、特にマシニングセンタの輸入が221.9%増と急伸。日本からの輸入が最多で、全体の35.4%を占めた。
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