リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2025年6月25日
機械業界 新刊速報記事番号:T00122474
【トピック1】
台湾機械伝動設備製造業の概況と2025年の見通し
2025年1~2月の台湾機械伝動設備製造業は販売額が前年同期比3.22%増と回復基調を示した。ヒト型ロボットやEV向け需要がけん引した一方、トランプ政権による新関税政策の影響で一部輸出は低迷。ギアボックス(4.98%増)やボールねじ(22.19%増)などは堅調だったが、歯車は12.93%減と落ち込んだ。通年では米国・アジア通貨の不安定さを背景に、前年比割れが予想される。
【トピック2】
台湾自動車・バイク産業2025年第1四半期の概況と主要企業の動向
2025年第1四半期の電動車両生産額は前年同期比10%減と低迷。特に電動バイクは29.6%減と深刻な落ち込みに。一方、政府の補助金や主要メーカーの割引戦略により、第2四半期は133.5%の急回復が見込まれる。通年では電動車両全体で前年比11.3%増の350億9000万台湾元と予測され、電動化トレンドへの期待は継続。
【トピック3】
熱交換器の高力熱処理工業(カオリ・ヒート・トリートメント)、データセンター向け液冷製品で事業転換成功
熱交換器メーカーの高力熱処理工業は、AIやデータセンター市場を狙い液冷ソリューション分野に進出。2025年1~4月の売上高は過去最高の15.24億台湾元に達した。アリババとの取引停止後、米サーバー大手との提携に成功。子会社「高力熱能科技」を設立し、米国中心の需要に対応。タイでの新工場計画も進行中。
【トピック4】
台湾政府、ヒト型ロボット産業育成に本腰ーー500億元市場創出へ
台湾は2025年に65歳以上人口が20%を超える超高齢社会に突入。これに対応すべく、政府はスマートロボット産業振興プランを策定し、国家発展基金と国科会がそれぞれ100億台湾元を拠出。今後5年で産業規模を40億台湾元から500億台湾元に拡大することを目指す。主要企業や大学による看護・介護用ロボット開発も活発化。
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