リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2025年7月23日
機械業界 新刊速報記事番号:T00123040
【トピック1】
AI需要が牽引、台光電子がハイエンドCCLで世界市場をリード
銅張積層板(CCL)大手の台光電子材料は、AIサーバーやクラウドデータセンター向けハイエンドCCLで世界シェアを拡大。主力製品「M8」「M8プラス」はAIサーバー向けで7割超のシェアを持つ。研究開発・顧客密着・多拠点生産の3軸戦略により、CSP大手から次世代製品「M9」の受注も獲得しており、長期的成長が視野に入っている。
【トピック2】
和友紡織、高級バッグから工業用高機能生地に転換──軍・防災用途へ拡張
桃園の生地メーカー、和友紡織は米トゥミやロンシャン向け高級バッグ用生地で成長後、工業用の高機能分野に転換。超高分子量ポリエチレンやアラミド繊維を使った防弾・防護生地、救命艇用素材を開発。専用設備導入で一貫生産体制を築き、高付加価値路線を確立。欧州サプライチェーンの再構築にも対応。
【トピック3】
邁特電子、AIによる動作解析で生産性70%向上──EMSの現場DXモデル
電子機器受託製造サービス(EMS)の邁特電子企業(マイト・エレクトロニック)は、生産ラインにAI画像解析を段階導入し、工程ごとのボトルネックを特定・改善。検査ステーションでは作業時間が70%短縮。AI学習は社内サーバーで完結し、セキュリティにも配慮。データを活用した「可視化から最適化」へのDX事例として、台湾製造業の先進モデルとなっている。
【トピック4】
台湾工作機械部品、上半期輸出2.1%減も日本からの輸入が拡大
2025年上半期の台湾の工作機械部品輸出額は7.31億ドルで前年比2.1%減。最大輸出先は中国(香港含む)で57%を占める。一方、輸入額は12.4%増の9481万ドルとなり、日本からの輸入が全体の3割を占め2924万ドル(前年比44.6%増)に達した。ボールねじやリニアガイドの輸入も増加傾向。
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