リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 作成日:2025年10月24日
機械業界 新刊速報記事番号:T00124881

【トピック1】
AI商機で運搬機械設備需要が拡大──自動化倉庫設備は前年比85%増
2025年1〜7月期、台湾の運搬機械設備製造業は販売額が前年比18.8%増の353億元に達した。AI産業の工場自動化や半導体分野のOHT(天井走行式無人搬送システム)需要が急増し、自動化倉庫設備が同85.8%増と牽引。エレベーターも老朽住宅の建て替え需要で26.5%増となり、国内市場が堅調に推移した。
【トピック2】
光通信モジュールの聯鈞光電・源傑科技、米オラクルAIサーバー向け大量受注
聯鈞光電と傘下の源傑科技は、米オラクルのAIデータセンター向け光通信モジュールを共同生産。国立中央大学開発のMEMSミラー技術で高精度通信を実現し、24年売上高は前年比60倍の20億元に急伸した。今後は1.6T通信・CPO(コパッケージド・オプティクス)対応製品開発を進め、次世代高速通信市場への展開を図る。
【トピック3】
半導体検査設備の漢民測試、装置サービス・オーダーメイド製品で黒字転換
漢民科技グループの漢民測試系統(エルメス・テスティング・ソリューションズ)は、10年の赤字を経て事業転換に成功。テスト装置の保守・モジュール開発を軸に、2024年売上高は前年の約2倍、25年上半期純利益は前年同期比6.6倍に増加。冷却モジュールや薄膜型プローブカードなど高付加価値製品で成長を続ける。
【トピック4】
台湾ねじ産業、米国関税・元高で再編期──中小メーカーに淘汰の波
米国の鉄鋼・アルミ関税引き上げと台湾元高を受け、高雄市のねじメーカーでは10社以上が倒産。主要メーカー・世豊螺絲は受注が前年比20%減、中国勢との価格差は最大5割に拡大している。各社は資産現金化や高付加価値化、米国依存からの市場分散を急ぐなど、生産体制再編が進行中。
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