記事番号:T00044843
実際に企業はどれくらい支給しているかは図1をご確認いただきたい。行政院労工委員会(労委会)の調査による、台湾企業の初任給は約2万5,000元で、日系企業よりおよそ5,000元低い。昨年と比較して、台湾企業は381元増で、日系企業は890元増という結果となった。増加した金額は大きくなく、高騰しつつある物価水準に合わせた微調整だと考えられる。
次に、同じ労委会の調査結果に基づき、業界別に初任給を高い順に並べ、上位と下位の6業界ずつご紹介する。下の表1をご覧いただくと、上位にランクインするのは公営機関やインフラ関連の業界が多く、下位はサービス業が多いことが分かる。
製造業の院卒が最も高い
続いて、学歴別の初任給を見てみよう。先ほどご紹介した全体平均と同様に日台間で4,000~5,000元の差が見られる。大卒と院卒以上では業態により最低4,000元、最高7,000元の差がある。
また、業態別で見ると日系企業と台湾企業とも製造業の院卒以上の初任給が最も高く、他の業態と比較してもダントツに高いことが分かる。その理由として、製造業は研究開発(R&D)の仕事ができる専門的知識を有する人材を採用していることが挙げられる。
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