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《台湾有事》チェコの自走榴弾砲、国防部が調達計画か/台湾


ニュース 政治 作成日:2023年5月16日_記事番号:T00108972

台湾有事

《台湾有事》チェコの自走榴弾砲、国防部が調達計画か/台湾

 16日付旺報によると、国防部はチェコの軍需企業、エクスカリバー・アーミーの155ミリ自走榴弾砲「DITA」の調達を計画している。技術供与を受けての台湾生産も希望している。実現すれば、台湾初の東欧の兵器となる。

 エクスカリバーが2021年に発表したDITAは、高度な自動化システムが搭載され、わずか2人で操作可能だ。米国の155ミリ自走榴弾砲「M109A6」(通称・パラディン)や改良型の「M109A7」は、射程距離が30キロメートルで、台湾海峡の防衛に不十分なため、台湾軍は長距離砲を必要としている。

 今年3月にチェコ下院のマルケタ・ペカロワ・アダモワ議長が政界や経済界の関係者150人を率いて来台した際にも、DITA調達に関する情報が浮上していた。

 旺報は、欧州からの軍備調達は継続性に欠けるものの、米国への過度な依存を避け、リスクを分散する意味があると分析した。

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