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《台湾有事》中国の台湾侵攻、3つの艦隊必要=国安会諮問委員/台湾


ニュース 政治 作成日:2023年9月25日_記事番号:T00111377

台湾有事

《台湾有事》中国の台湾侵攻、3つの艦隊必要=国安会諮問委員/台湾

 国家安全会議(国安会)の黄曙光・諮問委員はこのほど、中国軍の台湾侵攻能力について、侵攻には少なくとも3つの艦隊と米軍の戦闘能力低下が必要と指摘しつつ、2027年には台湾を侵攻できる能力を獲得するとの見方を示した。その一方で実際に侵攻するかどうかは別問題だと強調した。中央社電などが伝えた。

/date/2023/09/25/17armyP3C_2.jpg国防部は24日、空軍の哨戒機「P-3C」の夜間整備の画像を公開した(24日=中央社)

 黄氏は中国軍が台湾侵攻のために3つの艦隊を展開する場合、それぞれ台湾から▽南東の海域(グアムをけん制)、▽北東の海域(米国と日本をけん制)、▽南西の海域──に配置すると分析した。

 また黄氏は、蔡英文・総統の防衛理念について、▽無人機(ドローン)、▽無人艇、▽機動ミサイル車、▽潜水艦──といった非対称戦争を遂行するための戦力や戦術を活用して敵の弱点を攻撃し、優位を形成した後、高射砲や戦車、艦船といった基本的な戦力と連携して総合的な作戦効果を発揮させたいと考えていると説明した。

 なお国防部の孫立方・報道官は24日、同日未明に中国軍の軍機と艦船、地上部隊が福建省大埕湾付近で演習を実施したことを確認したと発表した。国防部が具体的な地上部隊を指して、監視していると表明するのはここ数日で3度目だ。これは国安会の指示によるものとされ、中国側の威嚇に対抗する意図があるとみられる。

 

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