ニュース 政治 作成日:2023年10月23日_記事番号:T00111808
台湾有事中東の衛星テレビ局、アルジャジーラは20日、中国は将来的な台湾および米国との戦争に向けて準備を進めているが、人民解放軍の将校や兵士の一部は、台湾や西側諸国と対立する必要はなく、台湾に侵攻したとしても勝利することはできないと考えていると報じた。23日付自由時報が報じた。
報道によると、アルジャジーラの取材を受けた福建省の女性は、人民解放軍に入隊している親戚は多くの中国人と同様、台湾や西側諸国に敵意を持っておらず、戦争が勃発(ぼっぱつ)した場合、中国が必ず勝利するとの考えに疑念を抱いていると指摘。こうした考えを持つ兵士は他にもいるとの認識を示した。
また湖北省出身の女性も、中国軍の後方支援部門に勤務する友人は、西側諸国は中国にとって脅威ではないと考えていると明かした。昨年、ペロシ米下院議長(当時)が訪台した後、中国政府が米国との軍事交流をほぼ断絶したことは間違いで、中国軍の現代化が困難になると考えていると語った。
シンガポールの南洋理工大学(NTU)の国際関係学の大学院、ラジャラトナム国際学院(RSIS)博士課程のヤン氏は、中国軍内部に政府と異なる見方があることは確かだと語った。このため習近平・国家主席はこれまで何度も兵士の思想を軍上層部と一致させるよう「教化キャンペーン」を発動させてきたが、全ての兵士の認識を変えるには至っていないと指摘した。
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