ニュース 政治 作成日:2023年12月8日_記事番号:T00112663
台湾有事国防部は8日、中国の偵察気球1機が7日午前11時52分、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線を越え、基隆市の南西101カイリ(約187キロメートル)の空域を高度2万1000フィート(約6.4キロメートル)で東へ飛行し、午後0時55分に姿を消したと発表した。国防部が中国の気球の動向を発表したのは初めて。
7日の中国軍機と気球の飛行経路(国防部リリースより)
国防部は同日、7日午前6時~8日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ26機、艦艇10隻が活動したのを確認したと発表した。うち軍機15機が中間線やその延長線上を越えたり、台湾の南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入したのを確認した。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は7200機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2723機だった。
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