ニュース 政治 作成日:2023年12月19日_記事番号:T00112840
台湾有事国防部は19日、中国の偵察用気球1機が18日午前9時9分に、台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる中間線を越え、基隆市の北西67カイリ(約124キロメートル)の空域を高度1万5000フィート(約4.5キロメートル)で東へ飛行し、午前11時52分に姿を消したと発表した。中国の偵察用気球を確認したのは2日連続だ。
18日の偵察用気球の飛行経路(国防部リリースより)
このほか、国防部は19日、18日午前6時〜19日午前6時に、台湾周辺の空海域で、中国軍機延べ4機、艦艇3隻が活動したのを確認したと発表した。中間線を越えたり、防空識別圏(ADIZ)に侵入したりした軍機は確認しなかった。
ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で活動した中国軍機は7400機以上で、中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2748機だった。
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