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《台湾有事》中国軍機12機が中間線越え、艦艇と合同でパトロール【図表】/台湾


ニュース 政治 作成日:2024年2月29日_記事番号:T00113975

台湾有事

《台湾有事》中国軍機12機が中間線越え、艦艇と合同でパトロール【図表】/台湾

 国防部は28日、午前9時55分から中国軍の戦闘機「殲10(J10)」など延べ15機が台湾周辺の空海域で活動し、うち軍機10機が台湾と中国の事実上の停戦ラインとされる台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、台湾の北部、中部と南西の防空識別圏(ADIZ)に侵入し、中国の艦艇と合同でパトロール(哨戒、共同戦闘準備哨戒)を行ったと発表した。

/date/2024/02/29/17pla_2.jpg28日の中国軍機の飛行経路(国防部リリースより)

 2月14日、金門県の「禁止水域」(領海に相当)内で漁を行っていた中国の漁船が海洋委員会海巡署の取り締まりから逃れようとして転覆し、船員4人のうち2人が死亡したことに関し、中国の国務院台湾事務弁公室(国台弁)の朱鳳蓮・報道官は28日の定例記者会見で、半月たっても民進党当局から謝罪がなく、真相をごまかし、隠そうとしていると批判した。

 国防部は、28日午前6時までの24時間に、台湾周辺の空海域で中国軍機は延べ15機、中国艦艇は11隻を確認し、うち軍機3機が南西の防空識別圏に侵入したのを確認した。中国の気球1機が基隆市の北西の海上を飛行したのを確認した。29日午前6時までの24時間には、中国軍機は延べ19機、中国艦艇は7隻を確認し、うち軍機12機が台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、東部や南西の防空識別圏に侵入したのを確認した。

 ペロシ米下院議長(当時)が2022年8月2日に訪台し、離台した8月3日以降、台湾周辺の空海域で連日のように中国軍機や艦艇を確認している。確認した中国軍機は累計8100機以上で、台湾海峡の中間線やその延長線を越えたり、防空識別圏に侵入したりしたのは累計2941機となった。気球は1月1日以降、断続的に飛来を確認しており、累計83機となった。/date/2024/02/29/317pla_2.jpg

 

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