ニュース 政治 作成日:2024年2月26日_記事番号:T00113929
台湾有事中国福建省アモイ市に近い台湾の離島、金門県の周囲に台湾側が設定した「禁止・制限水域」(領海、接続水域に相当)内で今月14日に漁を行っていた中国籍漁船が、台湾の海洋委員会海巡署の取り締まりから逃れる際に転覆し、中国人船員2人が死亡した事件に絡み、海巡署の周美伍・署長は24日、現在、金門県に滞在中の死亡した船員の遺族と面会したもようだ。中台双方は同事件を巡り、23~24日に非公開の協議を行った。関係者は、中国側が台湾側に求める真相究明と謝罪について合意には至っていないが、話し合いの雰囲気は和らいでおり、後は双方が受け入れ可能な妥協点を見出すのみだと指摘した。26日付中国時報などが報じた。
遺族らは24日、事故のあった艦艇の状況を再確認した(25日=中央社)
一方、中国の海上警備を担う海警局は25日、金門周辺の海域に複数の艦艇で編隊を組み、パトロールを実施すると発表した。同局が公開した画像によると、今回出動した艦艇の1隻は、もともと中国海軍のミサイル護衛艦だったもので、排水量は2000トンを超える。大型の巡視艇を派遣することで台湾側に圧力をかける狙いがあるとみられる。
最大野党、国民党の夏立言・副主席がきょう26日から中国を訪問する。国民党は、現時点で中国当局者との面会は予定していないが、機会があれば金門での不幸な事故について哀悼の意を伝える方針だと説明した。
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